山の途中にある自宅から、上へ上へと歩いていくのが、毎日の散歩道。
途中、誰とも会わないし、車が来ることも、ほとんどない。
ぼけっ~~!!と、しながら歩く。
今日も、一日、あっという間に過ぎてしまった。
50日ぶりくらいに、店に行ったりしたので、よけいに早く感じたのかも。
初めは、退屈で退屈でたまらなかった、この療養生活も、今は、平和でいいなあ~って、有り難く思えるくらい。
なにしろ、朝から、ゆっくり行動できるってことが、すごい。
今までは、戦争のような朝だったから。
こんな、ゆったりとした時間は、お金が山程あるより、贅沢なことだと思う。
生まれてから死ぬまでの人生って、「時間」の積み重ねだから、時間は命なのだと思う。
お金は、物だけど、時間は、命。
お金は、増えたり減ったりするけど、時間は、減る一方。
お金は、無くなっても、また稼ぐことはできるけど、時間は、もう取り戻すことはできない。
私は、今、何より大事な「宝」に、埋もれているような気がする。