いつも通り、リヨンにご飯をあげていたら、
ゴホゴホと咳き込んだ。
お水を飲んだ後など、必ずといっていいほど、咳き込むので、
「もっと、ゆっくり食べなさい~」なんて、のん気に眺めていたら、
その咳き込みようが、尋常ではなくて、
すごく苦しそうに、ゴホゴホと言い出した。
そこで初めて、「わっ、これは大変だっ!!!」と、焦った。
「リヨン!リヨン!!」と、名前を呼びながら、
背中を、叩いたけど、
リヨンは、苦しげに咳き込むばかり。
こういう時は、逆さにして、背中を叩くのが良いかも、と思い、
後ろ足をかかえ、背中を、ぼこぼこ叩いた。
必死で、叩いた。
すると、「げぇ~」と、大きな声と共に、ケロッと元気になった。
咳き込んでもいない。
具合が悪そうにもない。
とっても、元気。
そして、にこにこと尻尾を振っている。
「ああ~、良かった~!!」と、思った瞬間、へなへなと座り込んでしまった。
しばらく、元気に遊んでいるリヨンを、ぼんやり眺めていた。
放心状態。
脱力。
その後、襲ってきた悲しみ。
わけもなく、涙がこぼれそうになった。
子供のように、おいおいと泣きたいような気持ちで、いっぱいになった。
咳き込むリヨンの背中を叩いている時、
私は「リヨンが死んでしまうのではないか!?」と、瞬間、思った。
その焦り。
恐怖。
「リヨン、死なないで!!」と、心の中で叫んだ。
毎日、毎日、リヨンで始まり、リヨンで終わる私の一日。
私にとって、そして家族にとって、リヨンは、かけがえのない存在。
この子がいなくなったら・・・
何かを愛するってことは、同時に、失う恐怖も持ってしまうということ。
恐怖を持たずに、愛することができるのが、本当の愛かもしれないなぁ、などと、
今は、ちょっと冷静になって思う。
ゴホゴホと咳き込んだ。
お水を飲んだ後など、必ずといっていいほど、咳き込むので、
「もっと、ゆっくり食べなさい~」なんて、のん気に眺めていたら、
その咳き込みようが、尋常ではなくて、
すごく苦しそうに、ゴホゴホと言い出した。
そこで初めて、「わっ、これは大変だっ!!!」と、焦った。
「リヨン!リヨン!!」と、名前を呼びながら、
背中を、叩いたけど、
リヨンは、苦しげに咳き込むばかり。
こういう時は、逆さにして、背中を叩くのが良いかも、と思い、
後ろ足をかかえ、背中を、ぼこぼこ叩いた。
必死で、叩いた。
すると、「げぇ~」と、大きな声と共に、ケロッと元気になった。
咳き込んでもいない。
具合が悪そうにもない。
とっても、元気。
そして、にこにこと尻尾を振っている。
「ああ~、良かった~!!」と、思った瞬間、へなへなと座り込んでしまった。
しばらく、元気に遊んでいるリヨンを、ぼんやり眺めていた。
放心状態。
脱力。
その後、襲ってきた悲しみ。
わけもなく、涙がこぼれそうになった。
子供のように、おいおいと泣きたいような気持ちで、いっぱいになった。
咳き込むリヨンの背中を叩いている時、
私は「リヨンが死んでしまうのではないか!?」と、瞬間、思った。
その焦り。
恐怖。
「リヨン、死なないで!!」と、心の中で叫んだ。
毎日、毎日、リヨンで始まり、リヨンで終わる私の一日。
私にとって、そして家族にとって、リヨンは、かけがえのない存在。
この子がいなくなったら・・・
何かを愛するってことは、同時に、失う恐怖も持ってしまうということ。
恐怖を持たずに、愛することができるのが、本当の愛かもしれないなぁ、などと、
今は、ちょっと冷静になって思う。