「Yakkoだより」

お菓子のこと、わんこのこと、おいしいもの、そして今日のハッピーを書き綴ります。

謎の電子音

2021-07-05 09:49:17 | 今日のできごと

先日のこと。

夕食前のくつろぎタイムに、

夫が、「なんか、音がする」と言った。

「なんか、喋りゆう」と、言う。

『なんか、音がする』は、よくあること。

最近の家電は、スイッチを入れても、ピッというし、

切れても、ピッっていうし、

湯沸かし器や、炊飯器も、喋るし、ねぇ。

「なんの音やろうねぇ」と言いながらも、ほっといた。

ところが、数分おきに、このピッ!!が、鳴り続けるので、

さすがに、ほっておけなくなって、

何が鳴っているのか、探すことにした。

夫とふたり、キッチン方面に行き、耳をすます。

ピッと、離れたところで鳴っている。

キッチン家電ではない。

洗面所に行く。

ここでもない。

奥の部屋。

ここでもない。

外?

いやいや、家の中で聞こえる。

2階に上がる。

寝室に行くと、電子音が少し大きくなった。

でも、なんの家電かわからない。

エアコンもオフ、扇風機も、空気清浄機もオフ。

もう、家電はないはず。

いやいや、インターホンの子機があった。

そういえば、インターホンの電子音に似ている。

子機の電源を抜いた。

やれやれ、これで解決、と夫とニッコリした途端、

またもやピッ!!と電子音。(それと、なにか喋っている)

 

あーーー、この時、「老化」を、確信した。

この小さな家の、小さな電子音の在処がわからないなんて。

しかも、そのピッ!に、これほどまでに、振り回されるなんて。

 

もっと、若ければ、

聞こえの良い耳で、音の在処をすぐに見つけ、

回転の良い脳で、原因を察知し、

素早い行動力で、問題を解決したであろうに。

 

寝室で、ボーっと立ったままの夫と私。

ピッ!!

夫が、足元にある私のパジャマを入れている籐のカゴを指差して、

「ここから、聞こえた!」と言った。

カゴには、私のパジャマしか入っていない。

「この中には、電化製品は入ってないよ」と、私が言った、その時、

またしても、電子音と、そして、早口の機械音。

その方向を、ふと見ると、天井近くに取り付けられた火災報知器。

「これだーーーーー!!」

思わず、大きな声が出てしまった。

しばらく見ていると、小さな赤いランプが点滅し、

ピッと電子音、それから、少しして、「電池がありません」というご親切なお知らせ。

夫とふたり、顔を見合わせて、笑いこけました。(^^)

火災報知器は、死角やったわー

まさか、火災報知器が喋るなんてね。

目線から下ばかり見て、まさかの天井!なんてね。

 

原因がわかったので、すぐに夫が脚立を持ってきて、外してくれました。

大きな問題を解決したような達成感。

それと、悲しき老化の受け入れ。(笑)

 

でも、楽しかった。

アホやねー、とろこいねぇ、どういてこんなことがわからんかったろうねぇ、

なんて言いながらも、

そんな、自分たちを面白がっているという可笑しさ。

 

夫婦2人で一人前と思ってきたけど、

これからは、2人で半人前と思っておこう。(笑)

なにがあっても、笑いながら暮らしていこう。