中国のレアアース(希土類)最大手、内蒙古包鋼稀土高科技は24日までに一部工場の稼働を休止した。1カ月間、停止するとの報道。
世界一のレアアース輸入国である日本は、年間2万7000トン(ピーク時は3万トン)のレアアースを消費、うち80%を中国に頼ってきた。
中国当局がレアアースの対日輸出を止めたことから、日本は、中国以外からの輸入を増やすとともに、代替品の開発など対策を進め、需要が急減した。中国のレアアース生産量はピーク時の06年に16万トンあったが、今年は半減する見通しだと。
中国は、レアアースの輸出を対日交渉のカードとして切ったわけだが、中国のレアアース企業は300社にのぼるが、4分の1が生産を中止し、操業中の会社でも稼働率は30%程度だという。価格もピーク時の3割にまで急落した。7割安くなったということである。結果として、逆に中国企業が損失を被る格好になったと。
経済を政治カードに使えば、自国産業も返り血を浴びる。中国はこれを学なぶべきだ。
世界一のレアアース輸入国である日本は、年間2万7000トン(ピーク時は3万トン)のレアアースを消費、うち80%を中国に頼ってきた。
中国当局がレアアースの対日輸出を止めたことから、日本は、中国以外からの輸入を増やすとともに、代替品の開発など対策を進め、需要が急減した。中国のレアアース生産量はピーク時の06年に16万トンあったが、今年は半減する見通しだと。
中国は、レアアースの輸出を対日交渉のカードとして切ったわけだが、中国のレアアース企業は300社にのぼるが、4分の1が生産を中止し、操業中の会社でも稼働率は30%程度だという。価格もピーク時の3割にまで急落した。7割安くなったということである。結果として、逆に中国企業が損失を被る格好になったと。
経済を政治カードに使えば、自国産業も返り血を浴びる。中国はこれを学なぶべきだ。