今ならば村上春樹。
その前は井上靖。
スウェーデンアカデミーのノーベル文学賞委員会委員長が、「急死しなければ」という前提でタイトルの言葉を述べたのは、安部公房の事である。
安部公房の小説は10代後半にたくさん読んだ。
今、「他人の顔」を読み返している。
10代の頃は、ジーンズのポケットに文庫本を突っ込み、
「純文学読んでんだぞ」なんて粋がってだいぶ気負いがあったのだが、
今はゆったり落ち着いて読めるから新たな発見もたくさんある。
これからまた少しずつ読んでいこうと思う。。
ちなみに近くの鹿島ブックセンターで安部公房の文庫フェアみたいなのをやっている。
初めて読む方には「砂の女」、「第四間氷期」あたりがお薦めです。