右手首を骨折し、あまり動けないので、自宅で確定申告の入力などをしていますが、右手が使えないのでいろいろ不便です。
気晴らしに「日本の名馬・名勝負」についてきたDVDなんぞを見たりしています。
今日見たのはトウカイテイオー。
私が本格的に競馬をするきっかけになった馬です。
もう33年も経ちましたが、皐月賞で伏兵イイデサターンを本命にし、玉砕したのを覚えています。
このときトウカイテイオーは楽々と抜け出し、いとも簡単に一冠目を奪取します。
こんなに強い馬はしばらく現れないだろうと誰もが思ったと思います。
その後ダービーを圧勝し二冠馬となったところまでは良かったのですが骨折が判明。残念ながら三冠目の菊花賞には出走できませんでした。
怪我が癒えて復帰戦となったのはダービーから11ヶ月後の大阪杯。ここで1着になるも次戦天皇賞(春)ではメジロマックイーンに敗れ5着。
初めての敗戦です。そして2度目の骨折が発覚しました。
半年後に復帰するも天皇賞(秋)では掲示板も確保できず7着。2度の敗戦で「終わった」と思われたトウカイテイオー、次戦ジャパンカップでは5番人気と人気も急落しました。
しかし強豪相手に直線の叩き合いを制し1着。これで復活!と思われましたが、次走有馬記念で11着と惨敗します。その後3度目の骨折。
復帰したのは1年後の有馬記念。骨折で1年休養し、GⅠレースを勝つのは非現実的と思われていた時代です。人気は4番目。
しかし奇跡が起こります。直線先に抜けた菊花賞馬ビワハヤヒデを競り落とし、見事1着。
勝利騎手インタビューでクールな田原騎手が涙を堪えながら応じていたのも覚えています。
https://youtu.be/Fr3T2H2_Pjs?si=Cm75nmqX790eA19s
こんなトウカイテイオー様は12戦9勝。内GⅠ4勝。父は皇帝シンボリルドルフ。
この名馬と私を比べるのはおこがましいですが、共通点があります。
私も今回の骨折が3度目(過去2回は左足)。
テイオー様のように華麗に復活したいと思います。
そのためには休養中に何ができるかが大事ですね。
ところで、トウカイテイオーの血は絶滅の危機にあります。
そんな中、産駒のクワイトファインがクラウドファンディングによって種牡馬になったようです。
クワイトファインは地方競馬で142戦6勝と、全然種牡馬になれる成績ではありません。
勇気ある決断だと思います。
そしてガレットデロワという馬に種付けされました。
ガレットデロワ、未勝利馬ですが父エピファネイア、母の父ディープインパクト、従兄弟にはダービー馬ワグネリアンがいるという超良血。
クワイトファインとの子は、シンザン(1964年)、ミスターシービー(83年)、シンボリルドルフ(84年)、ディープインパクト(2005年)という4頭もの三冠馬の血を引く子になるそうです。
早ければ今年デビューかな。注目したいと思います。