吉川英治は競馬場に行く時、その日に馬券を買う分のお金を右のポケットに入れ、
当たったときの払い戻しを左のポケットに入れた。
右のポケットのお金は遊興代、つまり競馬を楽しむ際の前払い金と考えた。
左のポケットに貯まったお金は、たとえいくらでも、儲かったと思って家に帰るのである。
だから「どうです?馬券は?」と人に聞かれると、「負けたことはありません」と常に答えたらしい。
俺も同じである。馬券を買うお金はそのレースを見るための観戦チケット代。
だから最初から無くなるものだと思っている。
たまに当たるとその分が儲け。
だからこれからは吉川英治と同じように、「これまで負けたことはない」と言うことにする。
今日は東京競馬場でダービー。
チケット代はこれ。
フジキセキの子は、距離に不安があるのを承知で買った馬券である。
皐月賞馬、イスラボニータはよく頑張った。直線早めに抜け出しても脚色衰えず、
懸命にゴールまで走った。
しかしその4分の3馬身前にワンアンドオンリーという馬がいた。
競馬は血統のスポーツ。
しかし、血統の限界を超える走りを見せることもあるのが面白い所でもある。
今日は暑くて人がごった返していたけど、実に面白かった。いいレースだったと思う。
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