いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

久しぶりのウィスキー

2013年09月11日 | エッセイ

喉の調子が悪い。こうなったらロッド・スチュワートのようなセクシーなしゃがれ声になってしまおう!というわけで、ウィスキーを飲むことにした。

酒は何かで割ったりせずにそのまんま飲むべきである、と言ったのは作家の山口瞳だったか。

俺もウィスキーを水で割ったりするのは好きではない。

 

北アルプスの岩場を歩きながら、水代わりに「サントリーレッド」を飲んでいた18歳の頃。

スナックに行って飲むのはたいてい「サントリーホワイト」だった19歳の頃。

中島みゆきの歌を聴きながら「サントリー角瓶」をぐびぐび飲み、30分でボトルを空けてしまった20歳の頃。

今日飲んだ「山崎」は値段が高いのに、その頃飲んだウィスキーより不味く感じるのは何故だ。

 

小泉武夫先生は

ビールのうまさ=天井の高さ×冷え具合×喉を通っていく速度×天気×湿度×気温×つまみの質と量×ともに飲む女性の有無

と書いておられたが、ウィスキーもそんなようなもんだろう。

今日は最後のファクターが0だったからな。

 

今日の料理:「うなたま蒸しのしょうがだれがけ」

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トウカイテイオー様 安らかに眠ってください

2013年09月04日 | 競馬

トウカイテイオーはイケメンである。

 アパパネは可愛い。

そしてチェリーソウマは怖い。

 

子供の頃、日曜の午後は何故か競馬番組を見ていたことが多かった。

テレビのチャンネル権は父母が持っていたが、父母はギャンブルをまったくやらないから不思議なことではある。

なんとなく競馬を見、なんとなく予想をし、なんとなく当たってしまったのが17歳の時の菊花賞(当然馬券は買ってない)。

トウショウボーイ、テンポイント、クライムカイザーという実績馬が出ていたが、俺はまったく人気のないグリーングラスに注目していた。

理由は名前がかっこよかったからである。

そしたら、グリーングラスが内から伸びて快勝。

競馬は面白い!と思ったが、その後15年ぐらいは競馬以外の楽しみ(山とか音楽)に移行し、ほとんど競馬は見なかった。

そんな俺を競馬の世界に連れ戻してくれたのはオグリキャップではなく、トウカイテイオー。

ジャニーズ並みの美形、そして走りが綺麗だった。

皐月賞を勝ち、ダービーを勝ち、怪我をしたものの、ジャパンカップ、有馬記念という大きなレースを勝ったのだから、

人気、実力を兼ね備えた大スターであった。

トウカイテイオーは8月30日に心不全で死んだ。

25歳。人間でいえば100歳近いだろうか。

岡部騎手はトウカイテイオーを「地の果てまで走りそう」と評した。

地の果てを超えて天まで行ってしまったな。

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豆腐屋さんの怒り

2013年09月02日 | エッセイ

ある会議の席で豆腐屋さんが憤慨していた。

その豆腐屋さんは首都圏のアンテナショップなどで美味い豆腐を販売している。

立川志の輔さんや小林幸子さんからも注文があるんだから凄いと思う。

しかし、福島第一原発の汚染水問題以来、売れ行きが極端に落ちたそうだ。

アンテナショップで、「福島の食べ物はもう食えねーな」と捨て台詞を吐いて行った人もいるらしい。

豆腐屋さんは、「日本人はどうしちまったんだ!」と怒りが収まらない。

 

以前も書いたが、「福島=危険」というのは思考停止に近い。

ひとくくりで纏められるほど福島の地理、日本の地理は単純ではない。

それに福島の食品は放射線の検査をしているので、冷静に考えればむしろ安全だと思う。

 

豆腐屋さん以外でも頑張っている農家の方は多い。 でも福島県産は大きな危機である。

汚染水に対し、安部総理は「場当たり的ではなく、抜本的な対策を講ずる」と話していたが、

今頃になって動き始めること自体、場当たり的な対応ではないですか。

政治家の皆さん、休んでいたり、外国に研修に行ってる場合じゃないと思うよ。

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