三度の飯より三国志。
ハードボイルドだど
内藤陳のパクリである。
20代前半に読んだ吉川英治の三国志。
あまりに面白すぎて、三度の飯どころか、風呂やトイレの時間も惜しみ、もちろん学校(その当時は長岡の大学生だった)も行かず、寝る時間も削って読んだ。
文庫本で8冊を2、3日で読んだと思う。
赤壁の戦いでは手に汗握り、五丈原のくだりでは涙を流し、この物語が終わってしまうのが本当に残念だった。
「昔々こんなすごいことが起きていたんだ」というロマン、そして感動。
それ以降、三国志と名のつく物を片っ端から読み、今、北方謙三の13冊を読み終えた。
吉川三国志では前半は蜀の劉備玄徳、後半も蜀の諸葛孔明が主人公で、分かりやすい展開で感情移入もしやすかった。
それに対して北方三国志は、魏、呉、蜀、そしてそれに関連する勢力を満遍なく記述し、クールにまとめている。
合戦の状況がやや読みにくく迫力に欠けるが、良く調べていて読み応えがあった。
まだまだ読むぞ三国志。
いずれ成都にも行く!