最近、私どもの塾には中高生が多くなってきました。
そこで、今年度から、中学生国語道場クラスで月に1~2回、5分ほどのブックトークを行うことにしました。
先週は「哲学」というテーマで、本を2冊ご紹介しました。
1冊目はこちらです。
「生きていることは、素晴らしいと思う?それとも、つまらないと思う?」
ブックトークの最初に、生徒さんたちにこんな問いかけをしてみました。
みんな、意見はそれぞれ。どちらとも決められないという生徒さんも。
その後、こちらの本のこの一節をご紹介しました。
「生きていることが素晴らしいとかつまらないとか思うことが、どうしてできるのか、それが僕にはわからない。だって、それを思うことができるのは、僕が生きているからなんだけど、僕には、僕が生きているということがどういうことなのかが、わからないんだ。でも、それがわからなければ、生きていることが素晴らしいとかつまらないとか思うことが、どうしてできるんだろうか。」(「考える[3]より)
この本は「14歳からの哲学」であり、表現もわかりやすく工夫されていますが、あとがきで著者が書かれているように、内容のレベルは全く落とされていません。上記のように、この世界の不思議さについて、とことん考えていく本です。
「考える」「言葉」「自分とは誰か」「友情と愛情」「善悪」など、24項目について書かれたこちらの本。実は、国語の長文読解問題にもしばしば登場しますので、知らないうちに本書の一部を読んでいる中高生も多いのではないでしょうか。
最後に書かれている「人生の意味」「存在の謎」は、中高生はもちろん、大人が読んでも本当に心に響きます。この考え方を知っているかどうかで、人生に対する姿勢が変わるだろうと思えるほど深く、著者の熱い思いが伝わってきます。
生きていることは素晴らしいか、つまらないか。
この本を読めば、おのずと答えは出ると思います。
2冊目の本は、次回のブログでご紹介します。
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