先週の小2国語クラスでは、こちらの本を読みました。
一見、『大きなかぶ』のようなお話なのかと思いますが、途中から全然違う展開を見せます。
昔、ある村で色々な種をまいたところ、どうしたことか一つも芽が出てきません。
すると、たった一つ大根が芽を出しました。
皆、大喜びで、村中で大事に大事に育てました。
そして、この大根はずーーーんと大きく育ちました。
村人たちは、豊作だと大喜び。
いよいよ大根抜きです。
村中で手分けして引っ張ったけれど、びくともしません。
いきなり、ゴロゴロドドッと、雷が鳴りました。
雪が降る前の、雪おろしさまです。
「ゆきおろしさまがなったぞう。」
「今年は冬が早いのう。」
村人たちが騒いでいると…、大根が泣いています!
「今のは、大根おろしさまではないか?」
「いやいや大根おろしではない。雪おろしさまだ。」
「ああ えがった。おら、おろされっかと思った。」
これには村人の方がびっくりです。
こんな物言う大根殿を食べることはできないと、大事にしておくことにしました。
それから、村はどうなったのでしょうか?
大根が突然話し始めるのは、さすが日本の民話ですね。
先日、日本と欧米の自然に対する感覚の違いについての文章で、欧米人に比べ日本人は自然に親しみを持っているという意見を読んだばかりなので、『だいこんどのむかし』と『おおきなかぶ』の違いは、とても興味深かったです。
お子さんは、お話の怒涛の展開がとても面白かったようで、読み聞かせ後に「すごい!」と言っていましたよ😄
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