読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『海のむこうのずっとむこう』(絵本)

2014年09月04日 | 歴史を知る本
小学生国語道場クラスには、小6生も在籍しています。
小6の社会では、歴史を学びますが、今は江戸時代を学習しているとのこと。

そこで、今日はこちらの本を読んでみました。
海のむこうのずっとむこう (きゅーはくの絵本―朱印船絵巻)
クリエーター情報なし
フレーベル館

時は、西暦1609年。
日本人が朱印船で貿易していたころのお話です。

3月20日。舞台は九州。主人公、博多屋新九郎はこれから遠い南の国「交趾(コーチ)」へ、珍しい品々を買い付けに行きます。

「交趾」とはベトナム中部の地域です。

3月25日、いよいよ交趾に向けて出発です!


この絵本では、実際の絵巻「朱印船交趾渡航図巻」の絵がつかわれています。

吹き出しに台詞が書かれていたり、人びとの説明が□の中に書かれていたり(たとえば、「中国の商人」「くすりや」など)するので、絵巻物の絵ですが、とても身近に感じられます。

台詞と絵がぴったり合っていて、素晴らしい!
そして、面白い!!

学生時代、学校の資料集の絵に、こんなセリフを書いていた友達がいたのを思い出しました…(笑)


さて、博多屋新九郎が日本に持ち帰った珍しい品は何でしょうか?

私は思わず…「ええっ!これを持って帰っちゃうの!?」と驚きました!
なんせ、船の長旅で持って帰るのですからね…。

ぜひ読んで、何を持って帰ってくるのか確認してみてください!


絵本の後ろには、朱印船貿易についての詳しい解説も。
さすが、九州国立博物館の絵本、読み応えがあります!
人気ブログランキングへ←いつも読んでいただきありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へにほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『綱渡りの男』(絵本)

2014年09月03日 | 常識をひっくり返す本
夏休みも終わり、2学期が始まりましたね!

今日は2学期最初の、小学校での読み聞かせでした。

私の担当クラスは4年生。
9月11日が近いので、今日はこちらの本を読んでみました。
綱渡りの男 (FOR YOU 絵本コレクション「Y.A.」)
モーディカイ・ガースティン・作 川本三郎・訳
小峰書店

かつてニューヨークにそびえ立っていた世界貿易センターのツイン・タワー。

1974年8月7日、若きフランス人大道芸人フィリップ・プティは、完成間近のツインタワーの間に綱を張り、綱渡りをしたのです。

この絵本は、その様子を描いたものです。


ツインタワーにそっと忍び込み、タワーの間に綱を渡す過程もドキドキハラハラですが、
いざ綱に一歩を踏み出すシーンは、息をのまずにはいられません!!
クラスのお子さんたちも、手に汗握って聞いてくれたかな?

読み聞かせでは、同時多発テロの件については言及しませんでしたが、絵本の中で、今はもうツイン・タワーがないことは語られています。

いつか色々知った時に、「あの時の絵本に出てきたビルだ」と思い出してもらえたら、と思います。
人気ブログランキングへ←いつも読んでいただきありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へにほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする