野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

牛舎リフォーム

2011年11月30日 18時54分14秒 | 日記

手作りでこしらえた木造牛舎が20年以上たってだいぶおんぼろになってきたのでリフォームしようと計画しています。

業者に頼めばきれいに、見栄えよくできるのですがそんなお金はないし、だいたい面白くない。

別の場所にある牛舎も全部手作りでこしらえてきました。

自分でコツコツと作り上げるところに面白みがあるのです。

 

この木製スタンチョンも私の手作りですが、特許ものだと思います。(自画自賛・・・)

 

まずは、堆肥舎の拡張工事から開始しました。↓

 

美味しい元気な野菜を作るには、土作りから。その元になる堆肥や有機質肥料をここで生産します。

だいたいの設計図は私の頭の中にありますが、臨機応変に設計変更ありです。

柱に使っている古電柱の大きさまちまちで、垂直もいい加減ですが気にしない気にしない。

雨風しのげば良いのです。掘っ立てなので固定資産税もかかりません。

 

いつできあがるか全く予定は立っていませんが、どんな堆肥舎になるか楽しみです。

 

 


西海無農薬やさいの会30周年記念交流会

2011年11月27日 21時06分29秒 | 日記

昨夜は佐世保市内のティア・マリナホリデイというところでやさいの会30周年記念交流会でした。

 

食べて、飲んで、消費者会員の皆さんとおしゃべりして、カラオケで歌って、楽しい夜でした。

日ごろ美味しい野菜を届けてもらっているお礼にと、花束とケーキのプレゼントがありました。

いやいや、お礼を言いたいのはこちらです。普通はメニューを考えてから野菜を購入するのに野菜の会は配達された野菜を見てメニューを考えなければならないんですから・・・。しかも無農薬なので生産も不安定。2~3品目しか野菜の種類がないときもあれば、食べきれないほど葉物がどっとくるときもある。そんなシステムを30年間支えてくれた消費者の皆さんに感謝、感謝です。

 

会場に高齢の消費者会員のお一人から電報が届きました。

 

 

やさいの会30周年おめでとうございます。

30年間安全な野菜を食べ続けてきたから、夫婦そろって今日まで病気もせずに生きてこられたと、感謝の気持ちで一杯です。

地球温暖化で農業も難しくなり、これからますますご苦労も多いことでしょうが、収穫祭での子供達のはじける笑顔を胸に、日々の農作業に励んでいただければ幸いです。

 

35周年、40周年めざしてまたがんばらなければ、と気持ちを新たにしました。


季節の花(41)・・・2011・ツワブキの花&ミツバチ

2011年11月23日 19時15分14秒 | 季節の花

今年も我が家の周囲はツワブキの花に彩られています。

 

 

これは自然のツワブキではなく高齢の父がだいぶ前に植え付けたものです。

父は、これで一儲けしようと企んだのですが、近くの直売所でそんなに大量に売れるわけがなく、おおかたこの時期の観賞用になってしまっています。

 

おっ、まだいるか!

 

だいぶ寒くなってきたのにミツバチはまだがんばっています。


2011・30周年記念やさいの会収穫祭

2011年11月22日 20時52分58秒 | 日記

20日の日曜日は、西海無農薬やさいの会30周年記念収穫祭でした。

前々日、豪雨だったのでどうなることかと心配しましたが当日は少し冷たい風が吹いたもののお日様も顔を出してまずまずの天気で、生産者と消費者会員約60人で楽しい一日を過ごすことができました。

 

 

まずはいつものように北川さんの畑でイモ掘りです

大雨の影響で畑に入れるか心配でしたが、北川さんの畑は水はけが良く、それほど汚れずにイモを掘ることができました。

 

イモ掘りの後は歩いて移動できる北川さんのミカン畑でミカン狩りです

 

昼食の前にやさいの会の倉庫で餅つき大会です。

ヨイショ!

 

つきあがった餅はみんなで丸めます。ボクも真剣です。

 

餅つきの後はお楽しみの昼食です。

今年のメインはおでんです。生産者のお母さん達が前日から下ごしらえをして、当日朝から4時間煮込みました。良く味がしみこんで美味しい!と評判でした。

 

せいろで蒸した温野菜も好評でした。

生産者が作った、キャベツ、オータムポエム、ジャガイモ、里芋、人参などの野菜が入っています。

ヨーグルトとマヨネーズで作ったソースをかけて食べました。

 

ほかに、赤飯、サツマイモのかき揚げ、大根の酢漬け、デザートのキウイフルーツなど、みなさんよく食べていましたね~。

 

昼食の後、生産者の紹介、消費者会員の皆さんの紹介がありました。

やさいの会ができた当時からの高齢の会員の方から今年入会した若いお母さんまで、暖かいコメントをいただきました。

何よりも子供達の歓声と笑顔が、体の衰えを日々感じながら農作業をしている生産者への大きな励ましになりました。

恒例になった津田さんの超難問?野菜クイズ生産者も頭を抱える難しさでした。景品をゲットされた方、おめでとうございます。

 

今年は30周年の節目の収穫祭だったこともあり記念植樹をしました。

を1本。を2本。

この記念樹が早く実をつけ、それをみんなで味わえる日が来ますように。

 

 

最後に集合写真を撮りました。

 

解散の後、わたしの畑で希望者だけですがキウイフルーツの収穫。

 

準備かれこれ、疲れましたが、楽しい一日でした。

早速参加された消費者会員の方からメールが届きました。

 

 

やさいの会様

 

昨日は、収穫祭で大変お世話になりました。

家に帰り、息子に「どうだった?」と尋ねたら、「美味しかったー!!」と満面の笑みでした。

息子もですが、私たち夫婦も収穫を体験でき、本当に楽しかったです。

また、お昼ご飯の美味しいこと。たっぷりいただいて幸せでした。

生産者の方と直接お話しできたことはもちろん、他の会員さんとも会え、長年されてきた思いを聞けたのもよかったです。

ご準備など、本当に大変だったことと思います。有意義な1日をありがとうございました。

                

 

 

 

 

 

 

 

 


石木ダム・私の質問に対する県の回答

2011年11月21日 22時27分30秒 | 石木ダム

長崎県の石木ダムホームページに「石木ダムに関するご意見はこちらへ」というコーナーがあったので、一か月ほど前に、2つの質問をメールで送っていました。すぐには回答が来なかったのでもともと回答などはしないのだろうと思っていたら、忘れた頃に回答が来ました。

無視せずに回答があったことは一応評価しますが、一か月もかかったわりには通り一遍の、予想していたような内容でした。

以下私のコメントも添えて紹介します。

 

①、建設反対派の説得は端から見ると1000%無理な状況ですが永遠に同意の得られる見込みのない「話し合い」をいつまでつづけるのですか。

(県の考え)

→県といたしましては、反対される方がおられる一方、地権者の8割の方々には賛成していただいており、また、石木ダムは、川棚川の治水、佐世保市の利水のために必要不可欠な事業であり、事業の必要性のご理解が得られるよう、誠心誠意対応していく覚悟でいます。

(私のコメント)

飲ませ食わせお金をばらまいて、結局、計画から50年たっても地権者の8割しか賛成を得られず、2割にはついに同意を得られなかった、ということでしょう。

反対地権者は、専門家の協力も得て自ら石木ダム建設計画を検証し、「治水、利水両面から全く必要のない計画」としているので今後も理解を得るのはやはり1000%無理。「誠心誠意対応していく覚悟」なんていわれても反対地権者にとっては嫌がらせでしかない。「NO!」といっているのにしつこくつきまとい、嫌がらせをする者を世間ではストーカーと呼ぶ。個人なら警察に頼めば何とかなるが、この行政のストーカー行為を止めさせるにはどうすればいいのか・・・。

 

②、今後佐世保市の水需要が伸びるという予想がQ&Aではではほとんど説得力がありません。もっと具体的な根拠を示せないのですか。

(県の考え)

→水需要の予測は、佐世保市が平成19年度に「佐世保市水道施設整備再評価」を実施しています。水需要予測については、今後、人口の減少や節水器具の普及に伴う水需要の減少と、世帯分化や下水道の普及に伴う水需要の増加をそれぞれ要因別に分析し、生活用水の水需要は増加するものと推計しており、妥当と判断しています。なお、直近の再評価に於ける予測時と実績との間に乖離が生じていることは把握していますが、これはリーマンショックを契機とした全国的な経済不況や、平成19年末頃からの渇水の影響が出ているものと考えており、これら一時的な減少要因が解消されることも踏まえて水需給計画を考える必要があります。

(私のコメント)

水需要の増加の要因に、「世帯分化(核家族化)」「下水道の普及」を上げていますが、これって今今始まったものじゃないでしょう。「下水道の普及」について言えば、下水道の普及に伴って佐世保市の生活排水処理率は平成7年の43.7%から平成16年には63.1%に向上しましたがこの間水需要はほとんど増えていません。

「人口の減少」も「節水器具の普及」も「世帯分化」も「下水道の普及」も同時進行しながら、佐世保市の水需要は減少してきているのではないのですか。

佐世保市の予測では今年の一日平均配水量は84、600トン。しかし昨今の配水量は70、000トン前後で推移しています。11月20日は68、700トンでした。予測と実績のあまりにもひどい乖離。「予測値が過大すぎた」とすれば説明は簡単なのに、県は「一時的な減少」と言い張ります。でも、その根拠も説得力がない。

全国的な経済不況はリーマンショック以前からありました。今ではさらに新たな要因が加わり、世界経済も混沌としていて、経済不況は長引きそうです。それとも長崎県は近々「解消される」と楽観的な見通しをしているのですか。ならばその理由をぜひ聞きたいものです。

平成19年頃からの渇水の影響?何のことを言っているのかよくわかりませんが、今年は雨も多く、年間を通して佐世保市の貯水池はほぼ満水の状態でした。渇水の影響なんてすでに解消されているのではありませんか。

 

 

とまあ、地権者でもない私が読んでも次々と疑問がわいてくるような回答でした。

「過大予測だった」と認めてしまえばダムを造る根拠がなくなってしまう。ダム建設先にありきで理由は後付けなので仕方ないのかな。

「誠心誠意」の裏側が透けて見えるので、地権者の理解を得るのはやはり無理です。

質問には回答してくれそうなので、今回の疑問点を整理して再度「誠心誠意」質問してみることにします。