先日、石木ダム建設予定地、川棚町・川原(こうばる)までホタルを撮りに行きました。
昨年にも増して綺麗なホタルの乱舞を見ることができました。
子供連れやカップルが何組も見物に来て、感嘆しておりました。
明日は恒例の”こうばるホタルまつり”、たくさんの参加者で賑わうことでしょう。
もちろん私も行きますよ。
佐世保市と佐世保市水道局へ下記の質問をしました。
ちゃんと答えてくれるかな~。
佐世保市、佐世保市水道局御中
石木ダム建設事業について下記の意見を述べ、質問いたします。
2012 年度の石木ダム事業再評価の際の佐世保市の水需要予測では2014年度の一日最大
給水量の予測値は91,717㎥でしたが実績値は77,210㎥、その差なんと14,500㎥にもな
りました。一日平均給水量も73,649㎥の予測に対して実績値は69,233㎥でその差は4、4
16㎥と大きなものになりました。右肩上がりに増加するという水需要予測は事実によって完全に
破綻しました。そして佐世保市水道局は平成27年度(2015年度)予算の策定にあたって一日平
均配水量の見込みを、79、21㎥0の予測だったものを70,231㎥に、約9,000㎥も引き下げ
ています。このことは佐世保市自身が水需要予測が破綻したことを事実上認めたことになります。
石木ダムの必要性の大きな根拠にしていた水需要予測が根底から崩れたことは重大な問題です。
私は以前、佐世保市水道局への質問の中で水需要予測について次のように指摘していました。
「 結局、過去の歴史を見ても佐世保市水道局の水需要予測は石木ダム建設が必要という結論を
導き出すための数字の積み重ねです。だからいつも「過大予測」になるのです。私は佐世保市の
水需要は、今までの流れと、それを覆す特別な要因がないことから「今後とも更に少しづつ減少し
ていく」と「予想」します。それが佐世保市の貯水率を毎日チェックしている者の実感です。私のよう
な素人がする感覚的な予想と水道のプロの集団である佐世保市水道局が費用と時間をかけて作り
上げ、さまざまな「有識者」たちが是とした右肩上がりの「予測」のどちらが正しいのか、誰にも手を加
えることができないリアルな現実が早晩明らかにするでしょう。」
まさに「リアルな現実」が佐世保市民でもなく水道事業についても全く素人の私の方が正しかったこ
とを証明しました。
以上のことを踏まえ以下の点について質問します。
①2012年度の石木ダム事業再評価の際の前提が同じならば平成27年度(2015年度)予算の策定
にあたっての見込みも、予測値と同じ数字になるはずですが、大きく下方修正しているのは前提に何
らかの変化、変更、訂正などがあったものと考えられます。特に工場用水については1日配水量6,6
05㎥の予測だったものが1,848㎥に大幅に下方修正されています。なぜこのようなことになったの
か、具体的にご説明下さい。また予測値と実績値の間に極端な差があったことについてその原因を
どのように分析していますか。
②再評価時の水需要予測はすでに破綻しており、無効だと考えます。もしまだ「有効」とするならばそ
の理由をご説明下さい。
たびたび載せますが佐世保市の水道配水量の予測と実績値のグラフです。
予測値は右肩上がり、実績値は右肩下がり。その差は開く一方です。
公聴会の時、反対地権者側から「過大予測だ」と指摘された事業者席の県の職員の一人が、
「予測が当たったらどうするのか」と言っていたのを覚えています。
でもね~、こんな予測が当たるはずがないことはサルでもわかります。
県、佐世保市こそ地権者にどう説明するのですか?
もうすぐホタルの季節。
ホタルといえば、石木ダム建設予定地、川棚町川原(こうばる)で開催される
「こうばるほたる祭り」です。
今年は第28回、すごいですね。
不要な石木ダム建設に抗して28回目の開催です。
開催日;平成27年5月30日(土)18時より こうばる広場 *雨天決行
地元の皆さん手作りの料理の数々、コンサートなどなど楽しい企画満載です。
暗くなってくるとホタルの乱舞も見られます。
今年はどんなホタルの写真を撮ることができるか楽しみです。