野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

石木ダムー佐世保市水道局への再質問

2017年10月07日 20時21分26秒 | 石木ダム

佐世保市の9月定例議会で、28年度の水道事業の実績値が明らかにされましたので、それを踏まえて再質問をしました。
質問全文です。わかりやすく答えていただきたいと思います。


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私の質問に対するご回答ありがとうございました。

平成28年度の実績値のデータが公表されましたので、それを参考にしながらさらに疑問点を質問したいと思います。

 私の質問は以下の2点でした。  

  ①、平成24年の石木ダム建設事業認定の際に行った佐世保市の水需要予測の予測値と実績値があまりにも乖離
    してきていますがその原因を佐世保市水道局はどのように分析していますか。

  ②、平成29年度も5カ月近くを過ぎようとしていますが、水需要が増加する傾向は全く見られません。佐世保
     市水道局は佐世保市の水需要が今後どのように推移すると考えていますか。

 

①  に対する回答と私の再質問。

「これまでもご説明させていただいているとおり、水需要予測における数値については、渇水や災害などリスク等を考慮し、
一定の基準にそって積み上げた数値であり、水道施設の規模を決定することを目的としており、日頃の市民の方々が使用す
る水量そのものを予測しているものではありません。そのため、数値の性格が違うことから、それぞれの数値をもって比較・
分析するようなものではありません。なお、実績値におきましては、気象条件や社会情勢等で変化するものであり、水量が
増加したり、減少したりするものであります。」

 何を言わんとしているのかよくわかりません。19年予測が実績値と大きく乖離していることを議会で問われた当時の
川久保水道局長は、乖離を認めた上で、その理由を、①リーマンショックの影響②予測直後に渇水があり、佐世保市民が
節水に努めたため。などと明確に述べました。(それが的を得ていたかどうかは別にして)
  24年予測も19年予測と同様に大きな乖離が生じています。私はその原因は何ですか、と単純に質問しているのです。
川久保氏が議会で答えたように、質問に正面から、私が理解できるように答えて下さい。それとも原因はわかりませんか?
 また、水需要予測は、「水道施設の規模を決定することを目的」としているということですが、予測値と実績値のあまり
にも大きい乖離は、「予測値をもとに施設を造ったが実際には需要が伸びず、必要なかった」ということになりかねません。
5年ごとに行ってきた佐世保市水道局の水需要予測は、必ず右肩上がりのいわば「ありえない」増加予測で、それに対して、
右肩下がりの実績値ですが、これでは施設整備の判断を誤ってしまうのではないでしょうか。予測値と実績値に大きな乖離
があっても全く問題はないのですか?


②  に対する回答と私の再質問。

「本市の水需要に関しては、有収水量(料金徴収の対象となった水量および他会計等から収入のあった水量)は横ばいもしく
は微増で推移するものと認識しております。」

  有収水量の実績値は平成28年度は60、833㎥/日で予測値(70,467㎥/日)よりも約10,000㎥/日ほど低く
なっています。10年前の平成18年実績(66、919㎥/日)からも約6,000㎥減っています。有収水量も長期的なス
パンで見ると減少傾向にあることが見て取れます。
 ところで、予測では平成36年度には75、692㎥としていますがこれは28年度を起点にすると24%アップの大幅
な増加です。微増ではありません。「有収水量は横ばいもしくは微増で推移する」ということですが、24年予測を修正し
たのですか?「有収水量は横ばいもしくは微増で推移する」とした根拠をデータで示してください。また、一日平均給水量、
一日最大給水量は平成28年を起点にした場合、今後どのように推移すると考えていますか?

 
石木ダムは必要不可欠という立場であるならば容易に回答できる質問内容だと思いますのでよろしくお願いします。