野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

映画「ほたるの川のまもりびと」完成試写会in佐世保

2017年11月25日 21時29分46秒 | お知らせ

首を長くして待っていた映画「ほたるの川のまもりびと」の上映が始まります。
全国上映に先立って無料試写会が開催されますよ。たくさんの方々に見てもらいたいすばらしい映画です。
って、まだダイジェスト版しか観てないですけど・・。私は月曜日の①に行く予定です。

「ほたるの川」のほとりに住む住民の方の挨拶もあるようです。

<ゲスト>
27日㈪
13:30上映後「松本美智恵さん(石木川まもり隊隊長)」
19:00上映後「松本好央さん(こうばる住民)」
28日㈫
13:30上映後「石丸穂澄さん(こうばる住民)」
19:00上映後「石丸穂澄さん(こうばる住民)」

 

佐世保市内で、毎月1回ドキュメンタリー映画を中心にお届けしている市民団体CINEMA CONNE 99のFBページから拝借して紹介します。

 

 

 

【特別試写会のお知らせ】

毎月1回ドキュメンタリー映画を中心にお届けする市民団体CINEMA CONNE 99、今月末に特別試写会の開催を協力することになりました!

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映画「ほたるの川のまもりびと」完成企画
佐世保先行無料試写会

日時:11月27日(月)①13:30 ②19:00
   11月28日(火)①13:30 ②19:00
1日2回上映(計4回)、入場料無料、年齢制限なし
(映画86分。上映後関係者よりご挨拶20分程度を予定。※ご鑑賞のみでも大丈夫です)

定員:各60名
(混雑が予想されます。確実に観たい方は予約でお席の確保をおすすめいたします。)
予約TEL:0956-76-8266(てとて舎)

会場:BlueMile(※旧エクラン東宝:長崎県佐世保市栄町7-5エクランビル2F)

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多くの方が待っていた映画がついに完成いたしました!
長崎県東彼杵郡川棚町に約50年前から続く「石木ダム問題」と、美しい里山に暮らす13世帯を巡るドキュメンタリー映画です。
長崎県北エリアは、私どもの会場にていち早く開催いたします!
しかも無料の試写会となります。
長崎県内各地で、無料の試写会が今月から来年1月ころにかけて開催されます。それ以降は、全国の映画館での有料上映という流れになり、県内での上映が開催されるかはまだ未定です。
ぜひこの機会に、お誘いあわせのうえご来場ください!


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映画「ほたるの川のまもりびと」

<”ごく普通の暮らし”を、ごく普通にしたい。>
朝、子どもたちが学校に行く、父と娘がキャッチボールをしている、季節ごとの農作業、おばあちゃんたちがおしゃべりをしている。それは一見、ごく普通の日本の田舎の暮らし。昔ながらの里山の風景が残る、長崎県東彼杵郡川棚町こうばる地区にダム建設の話が持ち上がったのが半世紀ほど前。50年もの長い間、こうばる地区の住民たちは、ダム計画に翻弄されてきました。現在残っている家族は13世帯。長い間、苦楽を共にしてきた住民の結束は固く、54人がまるで一つの家族のようです。ダム建設のための工事車両を入れさせまいと、毎朝、おばあちゃんたちは必ずバリケード前に集い、座り込みます。こんなにも住民が抵抗しているのに進められようとしている石木ダム。この作品には「ふるさと=くらし」を守る、ぶれない住民ひとりひとりの思いがつまっています。

<石木ダム問題とは?>
石木ダムの建設計画は、約半世紀前の1962年から始まりました。事業の主体は、長崎県と佐世保市。ダムの目的は利水と治水。利水とは水道事業。人口減により水需要が年々減少しているにも関わらず、佐世保市は数年後に「水の需要は増加する、だから必要だ」と主張している。また治水の面では、ダムによって川棚川の下流域の洪水を防ぐとしている。しかし、石木川は、注ぎ込む川棚川の流域面積の9分の1にすぎない。その川にダムをつくることで果たして治水に有効なのだろうか。地域住民はダム建設の根拠について、もう一度検証すべきとしています。みなさんはどう考えますか?

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プロデューサー:山田英治、辻井隆行、江口耕三 監督:山田英治 撮影:百々新 編集:豊里洋、野崎健太郎 編集監修:安岡卓治 音楽:青空 制作:NPO法人Better than today. 2017年/日本/86分/デジタル/16:9/ドキュメンタリー 配給:ぶんぶんフィルムズ


石木ダムーまだ住民が暮らしているのにダムカード

2017年11月18日 21時01分35秒 | 石木ダム

今朝の長崎新聞(2017.11/18(土)) の記事です。

建設中というのは嘘です。計画から50年たって、付け替え道路の工事さえ、地権者などの反対にあって
遅々として進まず、本体工事にいたってはいつになるか分からないという状況です。

しかも、本体工事に着手するには、反対地権者を現在住んでいる家屋から暴力的に引きずり出し、重機を
使って無理やり取り壊すなど、前代未聞の人権侵害の暴挙をする以外方法がないのです。

県は「ダムの必要性に理解を深めてもらうのが目的」と言っていますが、それならなぜダムの必要性について
地権者と話し合いをしないのでしょうか。反対地権者に必要性をわかってもらうのが先でしょう?

まだそこで暮らし、これからもずっとそこに住み続けたいという13世帯の方々がいるのに、すでに本体工事
が進められているような誤解を与えるダムカードの配布は無神経すぎます。



 

FB(フェイスブック)では多くの方がこのダムカードに疑問を呈し、コメントしています。
一部を紹介します。

 

☆ダム事務所主催の前々回の講演会で「ダムで町おこし」のお話をされた件のダムマニア氏によると
「ダムカード」なるものはダムマニア垂涎の品物であるようです。長崎県でも今日からこのカードが
配られるとのことですが、その中にはまだ完成もしていない「石木ダム」のカードも含まれているの
だそうです。
石木ダムはそこに住み、生活している地権者を追い出さないと完成しないダムです。そんなダムカー
ドを配るなんて、県のやり方ズレてると思いませんか? 


 ☆【県政にはびこる「あのような人たち」思想】

「ダムカード」とは、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムなどで配布されてい
るカード型式のパンフレットのこと、だそうです。
長崎県が今日から配布を始めるダムカードに、まだ完成のめどさえつかない石木ダムを加えたそうです。
地元では60人の住民が結束して、半世紀以上も命をかけて反対運動を続けています。
今住んでいる人たちと家を暴力的に排除しなくては、ダムはできません。それなのに、現に住んでい
る人たちのことを無視して、「完成予想図」でカードをつくる。県民の人権に対する配慮が1ミリも感
じられません。
安倍首相が都議選の時「あのような人たち」と演説し大批判を浴びました。長崎県政にもダムに反対す
る人たちは「あのような人たち」で、行政が尊重すべき県民とは映らないのでしょう。...
あまりの人権感覚の欠落に、怒りを通り越して悲しさを覚えてしまいます。

 

☆まじか。まだ影も形もないダムのダムカードって。地権者の気持ちを逆なでする嫌がらせでしかない。
ほんとどうかしてる。しかしまたいらんことに金使いやがって。

 

☆酷い話だ。地権者と支援者は自腹で「工事差し止め」「事業認定取り消し」の2つの裁判まで訴訟してい
るのに…税金使ってこんな未完成ダムのカードを作るなんて〜違法支出の最たるもの! 

 

☆こんなことって!
木ダム建設の差し止め訴訟も継続中です。これ以上工事を進めてほしくないです。
ここに暮らす皆さんの権利をまったく無視する県のやり方、感覚です。...
本当にビックリ   

 

☆はあっ??
おふざけもたいがいにしてほしい。
やっぱり土曜日!!ほんとだ!

..新聞の読み方講座をされている座間宮ガレイさんいわく、民衆から怒られそうなネタは、金曜日に発表して
土曜日の新聞に出ることが多いんですって。なぜなら彼らは休み。。怒りのぶつけ先が無いから、、、。その
間に怒りを薄まらせる作戦??

 

 

☆本日(11/18)の長崎新聞に掲載された記事をシェアします。
長崎県河川課や現地事務所は、いまも生活を営んでいる地権者がいることをどう思っているのか。
メディアなどには事あるごとに「真摯に説明し理解してもらう」と口にしていますが、このような対応ひとつとっ
てみても誠意のなさがわかる。むしろ悪意しか感じないのだが、長崎県に暮らす方々はこのような県の対応をおか
しいと思わないのだろうか…。

 

☆長崎県は、まだそこに人々が住んで生活しているのにまったく無視して、石木ダムの建設を「既成事実」であるか
のように県民に印象付けようとしています。ここまで進んでいるのだから今更反対してもしょうがない、と思わせた
いのでしょうか。先祖代々からそこに暮らす人びとの権利をなんと考えているのでしょうか。

 

☆石木ダムを建設する場に住んでる方々が反対し、まったく納得していないのに
ダムマニアが喜ぶらしい『ダムカード』とか、また無駄金使って作りやがったヨーダ。
ダムがあって豊かな風景なんてないからね。
そこは、人間や生き物を排除して、環境破壊された負の遺産
もうこれ以上不必要なダムはいらないっつうの

 

☆原発でも戦争する為の基地でも、もちろんダムでも、お金の流れを考える、そこを昔から住処としてる人の本当の意見
を聞くって事、大事。だいじ…おおごと。

 

ダムマニアへ! ダム中止になったら幻のカードになって価格が爆沸するぜ! ダム止めよう!

 

☆地元住民の声を無視してダム建設強行してます。
東北沿岸部の巨大防潮堤と同じく、儲かるのは土建業者だけです。

 

☆石木ダム問題、裁判係争中なのに行政はこんなカードを作って既成事実化を図ろうとする。
ならば幻のカードにしてコレクターを喜ばせてあげましょうよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


石木ダムー事業認定取り消し訴訟証人尋問

2017年11月05日 22時25分34秒 | 石木ダム

私も原告の一人になっている石木ダム事業認定取り消し訴訟で証人尋問が決まりました。

以下毎日新聞の記事です。


石木ダム訴訟 来月5日に県職員、治水面で証人尋問 /長崎

(
毎日新聞長崎版2017111日)
県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業で、反対地権者らが国を相手取って事業認定取り消しを求めた訴訟の第9回口頭弁論が31日、長崎地裁(武田瑞佳裁判長)であった。
争点になっている治水面に関して、川棚川水系の河川整備の基本方針を策定した県の責任者1人を次回期日の12月5日に証人尋問することが決まった。
利水面に関しては、佐世保市の水需要予測の担当職員1人を12月25日に証人尋問する予定が示された。
地権者側は水利権を担当する別の職員の尋問も求めた。
また、双方が証人尋問を求めている大学教授2人のうち1人は「尋問に応じるが、長崎には来ることができない」、もう1人は「尋問に応じられない」と話しているといい、地権者側は今後、長崎地裁での尋問に応じるよう求める意見書を提出する。
【浅野孝仁】 〔長崎版〕


佐世保市の水需要予測にお墨付きを与えた二人の大学教授とは、
首都大学東京の小泉明教授と東京大学大学院の滝沢智教授です。
学者らしく「望むところだ、受けて立とう!」と積極的に法廷に出てきて持論を展開すればいいのにと思いますが、自信がないのでしょうか。

それもそのはず、お墨付きを与えた佐世保市の水需要予測は見事に破たんしてしまいましたからね~。恥ずかしくて出るに出られない?
あんな右肩上がりの「ありえない予測」、当たるをわけがない、とみんな言っていましたけどね(笑)。
滝沢教授にいたっては、法廷で東大の大学院教授という名誉とプライドをズタボロにされるより、逃げ恥をさらす方がまだましだと考えたのでしょうか。


お二人は「ダム検証のあり方を問う科学者の会」からの公開質問書にも回答せず、逃げの一手でしたね。
http://suigenren.jp/news/2014/06/03/5410/


事業認定審査過程で事業推進のお墨付きを与えた有識者二人が証人尋問を拒否したり、長崎まで来る暇がない等というのは到底許すことは出来ません。有識者としての意見を求められ、それに答えた限りは説明責任が伴います。尋問を受けることを拒否している滝沢 智氏は、提出した意見書を撤回するしか責任の取りようがありません」水源連のHPより)

その通りです。


検索したら滝沢氏のプロフィールが見つかりました。

滝沢 智(たきざわ・さとし)氏 プロフィール
 昭和60年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。昭和63年、長岡技術科学大学建設系助手、平成2年建設省土木研究所下水道部研究員などを経て、平成18年から現職。水システム国際化研究会座長、水の安全保障戦略機構執行審議会委員、下水道グローバルセンター(GCUS)対応方針調整会議委員など非常に多数の委員会で活躍。「失敗を恐れるな」が座右の銘。「日本は戦後、みんな挑戦者だと思って頑張ってきた。海外へのビジネスでも、常に挑戦者の気持ちを忘れずにいてほしい」とエールを送る。最近はジムでの運動に凝っており、特に内臓脂肪に近いところの筋肉を使うピラティスにはまっているという。「難しいけどやりがいがあります。マスターしたら伝授しますよ」と笑顔。昭和34年生まれの52歳、東京都生まれ。

(日本水道新聞HPより)


「失敗を恐れるな」が座右の銘であるならば、失敗を恐れず、出廷して堂々と尋問に答えるべきです。

現在、石木ダム建設予定地に住む地権者は、事業認定そのものの是非が裁判で問われているにもかかわらず、事業認定を錦の御旗にした付け替え道路の強権的な工事強行で苦しめられているのですから。