八ッ場(やんば)ダム建設推進の根拠のひとつになっている東京都の水需要予測。
この予測を元に「今後、東京都の水需要は右肩上がり(青線)で増加していきます。
だからダムが必要です」というのですが・・・。
実績値はどんどん減少の右肩下がり(赤線)。
ダムを造るためとはいえお役人はメチャクチャな予測をするものですね~。
しかしこの図とどこかで同じようなものを見たような・・・。
そうそう、佐世保市の水需要予測です。↓
「佐世保市の安定配水量はは1日77,000トンしかない。水需要は今後右肩上がりで伸びていくので
1日40,000トンの水が足りなくなる。だから石木ダムで水源を確保する必要がある」というのですが
実績値は右肩下がり。人口が増えている東京都でさえ減少しているのに、人口の減り方が多い
佐世保市の水需要が増えるはずがありませんよね。
平成26年度に77,000トンわずかに越えた日がたった1日だけ。平均配水量は1日70、000トンを
下回るかもしれません。
2006年の予測が大外れしたとき当時の水道局長は「リーマンショックで景気が落ち込んだため・・」
などといいわけをしましたが、今度はどんないいわけをするのでしょうか。
というか、これを作成した佐世保市水道局自身がこれはデタラメな予測であることはわかっているはず
です。ここまでしなければダムの必要性を説明できないということです。
な~んだ、石木ダムは必要ないってことを佐世保市水道局はちゃんと知っているじゃありませんか。