降りそそぐ陽射しは柔らかく春を感じますが、風はひんやりまだまだ油断できない天候が続いています。
冷たい雨の上がった昨日、そろそろツバキも見頃を迎える頃かと思い、茅ケ崎の氷室ツバキ庭園に、出かけたついでに足をのばしてみました。
茅ケ崎の駅から徒歩15分ほどの所にある氷室ツバキ庭園については、一昨年もブログに載せていました。
日付を確認すると2月25日に出かけていて、すでにその年は満開でした。
今年はツバキも開花は1か月ほど遅いようで、まだまだ固い蕾のツバキも多く、やはり今年の何時までも続く寒さを物語っているようでした。
ツバキと言えば、真っ赤な一重の藪ツバキをイメージすることが多いのですが、ここは250種類以上の品種があり、色も「黒椿」と言われる濃い深紅色から、薄い桃色、真っ白、絞りと揃い、花弁も一重から、いろいろな重なりかたがあって、その表情の多さにお気に入りのツバキに出合えるのもうれしい限りです。
また、何と言ってもこの氷室ツバキ庭園の主であった、故氷室ご夫妻が交配し、作り出した「氷室雪月椿」は、ピンクと白の絞りの中に紅色が混じった品種で、その端正な花に思わず見入ってしまうほどです。