小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋はどこから

2024-10-30 | ガーデニング

例年なら秋がそろそろ深まって、紅葉する木々が鮮やかな秋の色に装う季節のはず
それが・・・
スーパーに並べられた柿や栗などに収穫の秋を思い
街のハローウィンの飾りに季節の移ろいを感じています

富士山もまだ冠雪せず
富士山の初冠雪は、1894年の統計以来最も遅い記録になる見通しだそうです

1週間ほど前の夕暮れの富士山

今年もあと2か月あまりとなってしまいました
長期天気予報によると、今冬はいつもより寒いとか
身体の体温調節がいよいよ難しくなってきそうです

夏の間、グリーンカーテンとして活躍した「スズメウリ」 ウリ科スズメウリ属の1年草で
果実がカラスウリより小さく果実が雀の卵に似ているところから命名されたようです

秋には、かわいい実が付きます なかには赤く色づくものもあります

ただ、残念なことに 実に毒があることから観賞用なので・・・
毎年、クリスマスリースに仕立てます
今年も可愛いのが作れそうです

昨年のスズメウリのクリスマスリース

 

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青森・三内丸山遺跡へ

2024-10-14 | 旅行

3日目 青森・三内丸山遺跡

3日目は青森の三内丸山遺跡を見て午後には帰路に着く予定でした。
前日に、青森か新青森の駅近くに宿泊の予定でしたが、なんとホテルが空いていない!
 オーバー・ツーリズムかシーズンの問題なのか・・・
結局、JR東日本の乗り放題のフリー切符を活かして、盛岡に連泊して、翌朝青森に向かいました

新幹線で盛岡7時59分発、新青森には9時2分に着き
三内丸山遺跡にはシャトルバス「ねぶたん号」で15分ほどで到着です

三内丸山遺跡は
2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録されました

遺跡の見学は、無料でボランティアの方が案内してくれるサービスがあります
そのツアーの出発時間まで一時間ほどあったので
まず施設内の縄文人の生活を再現した展示やシアターで少し予備知識

数多く出土した土器や大型板状土偶(重文)

数々の出土品

1992年から始まった発掘調査で
縄文時代前期から中期(5900年前~4200年前)の集落跡が見つかりました

大型の堅穴式住居跡や高床式倉庫跡など
約780軒もの建築物跡がみつかり、人口も多かったそうです(日本最大規模)

復元した六本柱建物跡

6本柱で長方形の大型高床建物

直径約1メートルのクリの柱跡

6本柱建物後方にある大型堅穴建物跡
長さ32m、幅約10メートル

集落の中央付近にあり、集会所、共同作業所、共同住宅などとして使われていたようです


堅穴建物跡
地面を彫りこんで床を作り、中央に炉があるのが特徴。500棟以上みつかった

茅葺、樹皮葺、土葺の3種類 
時代によって、平面形、柱の配置、炉の位置や構造に違いがみられるようです



堀立柱建物跡

地面に柱穴を掘り柱を立てて屋根を支えたもの

環状配石墓

大人用の墓は、地面に彫られた穴の周囲に礫を弧状に並べたもの
子ども用の墓は日常的に使われていた土器を利用していたようです

紀元前3000年から2000年頃まで、推定500人位まで人々の生活が
営まれていたなんて驚きですし、
縄文人が衰退する1600年もの間、変わらない生活が続いていたことに
感動さえ覚えます。

 

 

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2日目 民話のふるさと 遠野へ

2024-10-07 | 旅行

2日目 遠野市

盛岡市郊外の神子田(みこだ)朝市は、早朝から開いているということで
前夜にタクシーを予約しておいたのですが、この日は9時の盛岡発で遠野に行く予定だったので
朝市から盛岡駅へ戻る時間に間に合わず、残念でしたが断念となりました

盛岡駅から新花巻駅まで新幹線(所要時間は12分)、JR釜石線に乗り換えて遠野までは54分、
車窓からは色づいた田んぼが広がり、その原風景に遠野への期待が膨らみます

遠野駅に下り立ちました。この日もお天気に恵まれ、
遠野と言えば、柳田國男の「遠野物語」に代表される民話のふるさととして有名です

駅前でお出迎え 「北風の舞とカッパ」
遠野物語の世界である妖怪と神の物語の世界を、ここ遠野で楽しみにしていました

伝承園

遠野地方の昔から伝わる技術や行事が、人々の生活文化を後世に伝承する施設として
今でもその昔からあった遠野の人々の生活が語り継がれています


オシラ堂(御蚕神堂(農業と養蚕の神様)

オシラ堂 遠野物語に出てくるオシラサマ 
貧しき百姓のところに美しき娘あり一匹の馬を養っていると
この家の娘が馬を愛して終に夫婦になった
ある夜、父は此のことを知って馬を連れ出し、桑の木に吊り下げて殺してしまった
娘はその馬の首に乗ったまま天に昇り去った・・・

願いを書いたオシラサマ着衣を
若い女性と馬の顔が一対となった神様に着せると願いが叶うとされる

千体のオシラサマが展示されている

福泉寺
県内唯一の祈願霊場として祈りをこめて参拝する人が多いそうです

遠野駅より東北の地点にあり、小高い丘の上から遠野の街を一望できます

カッパ淵

遠野物語58話に、遠野の小川の淵にカッパが多く住み
人々を驚かし、いたずらをしたという話がたくさんのこっているそうです
小川はうっそうとした茂みに覆われ、なんとなくカッパが住んでいそうな雰囲気

カッパを捕獲する釣り竿も用意されています

 カッパ淵の岸辺には、2体のカッパ像(カッパ狛犬)を祀る祠があります

遠野の散策は一日あればと思ったのですが、思ったより民話の世界は、広く点在し
サイクリングでまわるのが楽しいかなと思いました
 

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東北の旅(盛岡~遠野~青森)

2024-10-04 | 旅行

今年も残すところあと3カ月弱。やっとあの暑い夏とも決別できたのでしょうか。
日がどんどん短くなって、朝夕の風の爽やかさはやはり季節が秋へ一歩進んだ実感があります

先週末、JR東日本のシニア向け「大人の休日俱楽部のパスの乗り放題きっぷ」を使って
盛岡、遠野、青森を旅してきました。

盛岡に実家のある友人が、「とにかく空気がおいしい! 湧き水が多い!
だからお酒もおいしく、喫茶店も多いので是非お勧め」と言われ、行ってみたいと思っていました
また、盛岡市はニューヨーク・タイムズ紙「2023年お勧め旅行先52選」のうち
日本からは盛岡市と福岡市が選ばれたこともあって、訪れてみたいと思っていました

1日目 盛岡市
東京駅7時49分の新幹線「はやぶさ」で、10時51分に盛岡着
ホテルに荷物を置いて、さっそく街にでかけました
関東は、低気圧の影響で大雨の警戒予報がでていましたが
盛岡市に下り立つと夏のような暑さにほぼ快晴!
盛岡の名物と言えば「盛岡冷麺」その発祥の地といわれる「食堂園」でまず早めのランチ
夏の暑さに、コシの強い冷たい麺は喉越しよく、とても満足でした

北上川に架かる旭橋から岩手山方面を望む

まちの中心部を流れる北上川、中津川は夏の鮎釣り、秋には鮭が遡上し
まちなかには多くの清水、湧き水に恵まれているそうです



市内で唯一現存する武家屋敷「啄木新婚の家」

石川啄木と妻節子が新婚生活を始めた家で、
当時過ごした四畳半は随筆「我が四畳半」に当時の様子が書かれているそうです

盛岡地方裁判所構内の「石割桜」

巨大な花崗岩の割れ目から、エドヒガンザクラが伸びています
桜が咲くころはどんなにみごとなことか! 樹齢360年を超える、国の天然記念物

盛岡のシンボル的存在 旧岩手銀行本店赤レンガ館 

 赤いレンガと白い花崗岩の帯のコントラストがすばらしいです
岩手銀行(旧森岡銀行)旧本店本館で1911年建築の歴史的建造物重要文化財

内部はルネッサンス様式の造り、白壁と木のコントラスト
シャンデイアが美しいレトロな空間でした

盛岡城址公園  南部藩の城で 花崗岩を積み上げて作られた石垣
中津川と北上川が突き出た丘陵上に本丸・二ノ丸・三ノ丸が配置されていました

光原社
  1924年に発刊された宮沢賢治の唯一の童話集「注文の多い料理店」の出版元
社名も宮沢賢治によって名付けられたそうです

宮沢の原稿や賢治直筆や初版本などが展示された資料館

二度泣き橋「開運橋」

 最初に橋を渡るとき「遠くに来てしまった」 ところが数年後盛岡を離れる時
「離れがたい」と泣くという「二度泣き橋」
 盛岡の人たちの分かち合いや思いやりなど忘れられない人情に触れたのでしょう

                      2日目遠野に続く






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