花好きの友人の中には、花育ての醍醐味は「花のタネまきから」という人がいます。
この春、友人からいただいた「シザンサス」の花苗は、とても発芽から苗として育てるのが難しい花なのだそうです。
秋に種を撒き、耐寒性だけど霜には弱く、明るい屋根つきの日なたで育て、
乾燥気味の環境が適しているけど、ただ水分が足りないと下葉が黄色くなってしまう
と、このちょっと気難しがり屋の3株が、この春わが家にやってきました。
今、株も大きくなって、小花が枝葉を覆うように満開になりました。
シザンサスという名前は、ギリシャ語で「schizerin(裂ける)」と「anthus(花)」からきた由来らしく、花弁に切れ込みが入っています。和名では「胡蝶草」、たしかに蝶の大群が舞っているようにも見えます。摘芯をするともっとボリュームがでるということですが、せっかく咲いた花を摘むのは、なかなか決心がいるものでそのままになっています。
来春も是非咲かせてみたいところですが、友人のような熱い思いで育てるのには、ちょっと自信がないところです・・・。