あんなに待ち望んでいた桜の季節も過ぎ、気が付けば青葉若葉が目にしみる季節となりました。
青空が広がった一昨日、久しぶりにハイキングに鎌倉を訪れました。
コースは衣張山ハイキングコース、この山は北条政子がある暑い日に、この山に白絹を張り巡
らせ、雪山に見立てて涼をとったという言い伝えがある山で、今、山は若葉が溢れるほどこん
もりとして、北条政子はこの季節にはこの山をなんと歌ったのだろうなどと思いながら、鶯の
鳴き声を聞きながら山道に入りました。
楓の新芽が吹き出して、ふき抜ける風はほんとに気持ちがいいです。
衣張山の山頂から、眼下に鎌倉市街、そして由比ガ浜、稲村ケ崎など相模湾が一望に
富士山も見えるはずですが、春の霞に掛かって残念!箱根の山並みがうっすらと見えます。
山桜と交代するかのように咲きだす山吹の花、一重の山吹は山に溶け込み、八重は
ハッとするほど鮮やか
鎌倉七切通しのひとつ「名越切通し」、鎌倉に外敵が侵入するのを防ぐ要塞
ひと一人がやっと通れる道幅に、確かに敵が攻め込んでくるのは至難のこと、ただ鎌倉
と三浦半島を結ぶ要路のひとつでもあったようです。
石造建造物 石廟 800メートルにもなる遺構(大切岸)
この切通しに、鎌倉最大級の「まんだら堂やぐら群」があることは知っていたのですが、
保存管理上期間限定の特別公開日にしか見られず、今まで見る機会がなかったのですが、
なんと、今回は限定公開日に当たっていて中に入ることができました。
150穴以上もあると言われている四角い横穴のやぐら群、中には五輪塔や石塔が収められて
いました。
死者を供養するまんだら堂があったと言われています。
私でさえ霊的なものをこの一帯を吹く風に感じてしまうのは、この辺りが心霊スポットと
言われているからでしょうか。
鎌倉の神社は、八重桜が満開!
ひんやりとした奥行きの長いひさしから、照り映える新緑