9月も半ば、空は高く、すっかり秋の空なのに、この日中の陽射しの強さはいったいいつまで続くのでしょうか。
今朝は富士山に初冠雪があり、季節は秋に向かっているはずなのですが。
前回、ハスの果托の向きが同じなのを不思議に思って記事にしたのですが、
ある方から「ハスの花は仏教と深いかかわりがあるので、ハスの実が熟して重くなると次第に、阿弥陀如来の
西方極楽浄土の西に向かって頭(こうべ)を垂れるという話を聞いたことがある」と教えてもらいました。
そんな神秘的な話ってあるんでしょうか。
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もう一度確かめてみようと、わが家から近くの大船植物園のハスの様子を見にいってみました。
すでにハスの季節は終わり、葉はゆうに背丈を超え、果托もほとんど見かけませんでしたが、数少ない果托を
よく見ると、確かに西の方角に向いている・・・、中には天を仰ぐようにまっすぐなものもありましたが。
西方浄土に咲く花として、寺院の境内などで、よくハス池を見かけるところから、果托の向きが西を向くのも
納得できますが・・・、また来年にでも気を付けて見てみたいものです。
こんなことでもないと、この残暑厳しい中、植物園に足を運ぶことも考えなかったのですが、開園と同時の
植物園はとても爽やかでした。
夏の名残りの百日紅、カンナやダリアも少し色あせて見えました。
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パンパグラスの若い穂が勢いをつけ、オミナエシに蝶が飛び交い、コスモスの蕾が膨らみ、秋が近いことも
感じることもできました。
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