先週の日曜日に行った大船植物園には後日談があります。その夜中、目のふちと耳たぶの後ろが痒い痒いと思いながらも、眠さのために意識は混とんとしていたのですが、起きてびっくり、顔が膨れ上がって、顔中赤い地図模様ができあがっていました。
そのうち治まるのではと期待していたのですが、一向によくならず、結局翌々日皮膚科に飛び込みました。皮膚が外に出ているところだけの炎症なので、なにか心当たりはと言われて、前日に行った植物園を思い当ったのでした。なんの植物にアレルギーを起こしたのかわからないのですが、疑いはそこしかありません。現在、少しずつよくなっています。
そんなこんなで、昼間から酔いのまわったような顔をしている私ですが、この1カ月ほど咲いている酔芙蓉の話です。
酔芙蓉はその名のごとく、朝に白い花弁を開き、午後にはほのかな色香をにじませてほんのりピンク色、夕方には紅色になって花弁を閉じてしまう一日花ですが、涼しくなった最近ではこの花が、夜になっても酔い切れず、色付かないまま翌明け方を迎えてしまうことが多くなりました。
酔えない花の心のうちを不思議に思って、ネットで調べてみたら、色の変化には25℃以上の温度が必要で、低温度では色素合成が抑えられてしまうと記されていました。
秋風が立つようになって、酔芙蓉はそろそろ咲き急ぎの季節を迎えたようです。