東京国立博物館の庭園は、普段は観ることはできないのですが、春と秋の2回だけ庭園を開放していると
聞いたことがありました。
秋晴れに恵まれた先週末、紅葉には少し早いかなと思っていたのですが、
秋の上野公園にも足を運びたくなり、思い切って出かけてみました。
上野公園内はあちらこちらで大道芸が繰り広げられ、それは賑やかでした。
ところが、東京国立博物館に入館し、そのまま庭園に回るとそこは静寂の中、人もまばらで、
この庭園が開放されていることを知っている人はどうも少ないようでした。
広い庭園にはいくつかの茶室が点在し、都会の中の凝縮した自然の中に、茶室と池がしっくりと溶け込み、
日本の「わびとさび」の精神を私がどれだけ理解できているかは疑問としても、この閑寂な世界を
じゅうぶん味わうことができました。
茶室のひとつ 「六窓庵」と「応挙館」
池泉から博物館の本館を望む
少し色づきはじめた庭園と 池の向こうには茶室「転合庵」
絵を描く人も庭園の景色の中に
すっぽり大きな高気圧に囲まれて、まさに天高く馬肥ゆる秋!
朝早くから、近くの学校の運動会開催の花火が打ち上げられ、スポーツには絶好の一日となりました。
春咲き球根を植える準備にと、庭の土をおこし肥料も入れました。秋の柔らかな陽射しを背中に受けて、
暖かな土に触れることの幸せを感じます。来週には、チューリップの球根を植えようと思います。
そのまま家に入るのももったいないので、カメラを抱えてウォーキングに出かけることにしました。
コスモスの様子を見に、少し離れた公園まで足を伸ばします。
木々が色づくのにはまだ少し間があるようにも思いましたが、先週の台風の影響でしょうか。
コスモスはほとんど咲き終えていました。
陽が傾きはじめて、雑木林の中はすでにうっすら暗くさえ感じるほどでしたが、なにかに誘われるように近づいて
みると、そこは絵本の中に入り込んだよう!
すっかりお客様を迎える準備ができて、森の動物たちがやってくるのを待つばかり。
そんな楽しいテーブルが用意されていました。きっと昼間、公園にやってきた子供たちが遊んだままなのでしょう。
秋の陽射しは、長い影を落としています。
親子連れに仲良く寄り添う影 ドングリにも影
サッカー少年たちと一緒にボールを追いかける影 落日に背を向けた、私の長い影
天高く、木々も少しずつ色付き、本格的な秋を迎えていますが、今週もまた大型台風の直撃の可能性が
でてきました。
台風18号の時も近年まれにみる降水量を記録し、台風が上陸している時間帯の前後は、
住んでいるエリアにも警報や避難勧告が発令され、近くの川は氾濫すれすれ、冠水の被害も出ました。
天気図を見るたびに、太平洋の遥か沖で発生した台風が、太平洋高気圧の縁を回るように北上、
日本列島に沿うようにカーブしてくる経路を恨めしく思っています。
ただ、自然災害が増大していることに、想定外、予想外では済まされないのではと、この避けられない
自然の脅威に、できる限りの備えがやはり必要であることも思いました。
穏やかな秋の庭も今日一日でしょうか。記念撮影となりました。
ホトトギスとシュウメイギク 台風18号の風雨によく耐えてくれました。
風船唐綿(フウセントウワタ)
今年は豊作 たくさん実を付けています。一年草なのですが、我が家では2年かかって実を付けます。
茎挿ししたペチュニア、よく咲いています。
夏の名残り ランタナとルドベキア・タカオ
シドイデス 今が一番綺麗、鉢植えなのでこれは避難できそう
御嶽山噴火は、戦後最悪の火山噴火となってしまいました。さらに、追い打ちをかけるように台風18号が
接近、被害が最小限であってほしいと祈るばかりです。
一昨日10月3日は真夏を想いおこすほどの気温上昇。ところが、この日は運よく箱根に!
さすが陽射しは強いものの、高原を吹く風は爽やかでした。
高原の秋の空は一層高く、浮かぶ雲はいずれがイワシ雲か、うろこ雲か、
どれも表情が豊かで思う存分、広い空に泳いでいるように見えます。
仙石原の台ケ岳北側斜面一帯に広がるススキ野原、銀色に染まるのには少し時期が早かったかなと
思いながら、一歩草原に足を踏み入れてみたら、
色づいたススキが草原を覆い、見事な銀色の絨毯と化していました。
太陽の光を受けて、光り輝いています。
箱根湿生花園にも足を延ばしてみました。少し紅葉が進み、赤・黄色に色づいているものもありましたが、
足元の草花はまだ賑やかでした。
マツムシソウ、サワギキョウ、ホトトギス、リンドウと秋の花が勢ぞろい。
紫式部の実は宝石のように輝き
一方、湿地のカヤトの仲間は黄金色に色付きはじめ、箱根仙石原に秋が深まりつつあることも感じました。