一昨日は、神奈川でもヒョウが降ってお天気が急変したりしましたが、昨日は穏やかな一日でした。
不安定なお天気が続いていたので、4月に予定されていた神奈川ウォークも延期が続き、やっと決行することができました。
今回は、青梅線の小作駅を下りて、小作堰のある多摩川を上流に向かって青梅線の日向和田まで14キロを歩きました。
自宅を出たのは6時15分、小作駅に下り立ったのは9時でした。
多摩川の川幅もぐっと狭くなり、対岸がすぐそこに迫り、奥多摩の山並みもぐーんと近くに見える様になってきました。
今まであった河原や土手はほとんど姿を消して、川に沿って歩くことが難しくなったので、川からなるべく離れないように、青梅街道沿いの住宅の中を歩きます。
景勝地も多く、「この景色をひとり占めにするのはもったいないので、仕事場ですがどうぞお入りください」と言った粋な看板のあるおうちに突きあたったり、川の淵に素敵な庭のカフェテラスがあったり、現在は青梅市が管理している、元青梅市の代議士の別邸が「日向和田隣川庭園」として開放されていたりと、多摩川を眺めるすばらしいロケーションがたくさんありました。
多摩川に架かる橋のデザインにも特徴がでてきました。
青梅ICと日の出ICの高速道路を繋ぐ圏央道(多摩川橋)は、周りがどんなに山深くなっても、社会・経済活動をささえる基盤が道路であることを物語っているようです。
青梅市に入り、秋川街道に架けられているのが調布橋です。
古くからの交通の要所とされていたのでしょう。アーチ型の赤い橋は、すでに川幅も狭く穏やかな流れの多摩川にこの赤いアーチ型の橋はなかなか存在感のあるものでした。
さらに上流に行くと、大きく半円を描くように蛇行している内側の川岸に釜の淵公園があり、二つの橋がかけられています。
鮎美橋と斜張橋。森の間から見え隠れする美しい橋で、また橋の上からみる多摩川は、青く澄んで、川底まで見えるようでした。
森から聞こえるのは鶯の鳴き声と川のせせらぎ、いつまでもここに留まっていたいような心地よさは、ここまで足を運んだものしかわからない至福の時でした。
それにしても今回で、多摩川の河口から源流までの全長138kmのやっと半分あたりまで来たことになります。
この先には、どんな景色が待っていることでしょうか。