閏年2月29日の置き土産は、どっさりの春の雪。その横殴りの雪の降りかたにもびっくりしましたが、一方では軒先の雨音が聞こえるほどで、思ったほど積雪はありませんでした。みなさまのお住まいはいかがでしたでしょうか。
先週の金曜日はほぼ快晴でした。
第3回目の多摩川ウォークは、多摩川の河口から40キロ辺りから、いよいよ多摩川中流に差し掛かります。
国立市のJR南武線矢川駅がこの日のスタート地点です。
20分ほどで多摩川の石田大橋を通過しました。
すでにこのあたりからは、武蔵野の面影を色濃くし、多摩川の河原から少し離れた河川敷公園内には、文学作品にも多く出てくる歌碑や句碑等が建っていました。
豊かな湧水がある根川沿いには遊歩道があり、市民の憩いの場所にもなっているのでしょう。水辺には鯉や亀、鴨や鷺がのんびりと羽を休めていました。
緑道はだいぶ先まで続いているようでしたが、多摩川河川に進路を取り、多摩モノレールに架かる立日橋に向かいました。
さらに進むと、中央本線の鉄橋が見えてきました。
この河川敷で、空気が乾燥していたのでしょう。2月中旬ごろ火事があったようです。大事に至らなかったようです。
川幅は中流らしく浅く、前回までの多摩川とはだいぶ印象が違ってきました。
川の中央で釣りをする人、そのまわりを泳ぐ鴨の姿、穏やかな川面に見えます。
近くの公園には梅も咲き、春が近いことを感じさせます。
先に見える、八王子市と昭島市を結ぶ多摩大橋の赤いアーチの大きさが、多摩川の川幅がぐっと狭くなってきたことを感じさせます。
まもなく、昔(と言っても160万年前)鯨が生息していたと言われる「くじら運動公園」があり、グラウンドがいくつも入るような広大な公園でした。
いよいよ昭島市に入ってきました。この日の行程は11キロでした。
次回はいよいよ玉川上水の取水地、羽村市に入る予定です。