2日目、朝起きて外の様子を伺うと、山間から青空が覗いています。
8時30分に宿の玄関には昨日と同じバスガイドさんが迎えに来ていて「新穂高ロープウェイの山頂駅は快晴だそうです」と、アルプスの眺望は期待できそうです。さぁ、出発です。
ロープウェイは2つのロープウェイを乗り継いで一気に1000メートルを昇りつめます。
第1ロープウェイの新穂高駅は標高1117メートル、10分ほどで中間点の鍋平高原駅に着き、さらにここから2階建てゴンドラに乗り換えて20分ほどで、山頂の西穂高口駅に着きました。ロープウェイの待ち時間は30分ほどありましたが、順調に山頂駅に到着しました。
そこに開けたのは、真っ青な空と白銀の世界、3000メートル級のアルプスの山々が目の前に迫る大パノラマ、息をのむほどの大迫力です。
この 360°の眺望は、 「 The Panoramic View 」 (パノラマの景観) として、 『 ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 』 に、「日本アルプス」 「上高地」 と並ぶ二つ星 (★★)で掲載されているそうです。
この雲上の別世界を短時間でも体感できたことは、この旅行の大きな収穫でした。添乗員さんの集合を知らせる大きな掛け声に、展望台での滞在時間は約20分。2日目ともなると、タイムリミットまでの過ごし方にも要領を得てきました。
添乗員さんによると「年に何十回もロープウェイに乗っているが、こんないいお天気に恵まれるのは年に何回もない」と、今回のツアーの運の良さを多いに強調し、また我々もこの幸運を誰彼となく感謝したい気持になりました。
旅行は個人旅行、パック旅行に限らず、この好天に恵まれることも、旅行の充実度を上げる大きな要因のひとつだと思いました。