日中の残暑の厳しさに、ウォーキングも日差しが落ち着いてからと思うと、最近ではあっという間に日暮れが早くなってしまいました。ウォーキングから戻るころはもうあたりは夕闇が迫ることもあり、足早に急ぐことになります。
カラスもねぐらに急いでいるのでしょうか。大きく空を旋回しながらねぐらに消えていきます。まるで声を掛け合って家路に急いでいるといった感じがします。日中は三々五々散っていたカラスたちが、いったんは近くの中学校の屋上の手すりやグランドのネットの上に集まり、並んで仲間が戻ってくるのを待っているように見えます。
私はこの様子を「カラスの学校」と呼んでいるのですが、このカラスの生態はとても面白いと思います。住宅街の鳥たちにとって、止まり木となる木は少なく、それは電線であったり、電柱のてっぺんだったり、ちゃんと見晴らしを考えているんだなぁと感心してしまいます。
ほとんどの鳥たちが同方向を見て止まっているのも興味深いです。安全確認のためにわざわざ見晴らしのいいところを選んでいるのだろうに、後ろから敵に襲われたら、などという心配は人間が考えるところで、鳥たちには鳥たちの訳があるのでしょう、きっと。
川に架かる電線の上で カワウたち