例年より2週間近くも早い梅雨明けに、梅雨明けと共に鳴き出す蝉も戸惑ってしまったのか、なかなか鳴き声が聞こえてこなかったのですが、やっとミンミン蝉が、夕方にはヒグラシも聞こえてくるようになりました。
ところが、このところ梅雨が戻ったような、はっきりしない日が続いています。ほんとに草木や生きものも、この天候に翻弄されているようです。
サルスベリ(百日紅)が今満開です。そしてこの木の下に、小さな花弁がたくさん落ちるようになりました。
頭上の白い花の房と、地面に落ちる小さな花弁、この光景はしばらく続きます。
サルスベリを「百日紅」と書くように、夏の間、咲いては散って、散ってはまた咲いてを繰り返し、その花のボリュームは夏の間あまり変わらずに、長い間咲き続けます。
サルスベリは、真夏を代表する花ですが、昔から同じように夏を飾っていた夾竹桃の花を最近みかけていないように思います。
以前は夾竹桃が光化学スモッグに強いということで、街路樹などにたくさん植えられていたように思いますが、少し空気もきれいになって、夾竹桃の役目も終わったということでしょうか。