朝夕の風に、秋の気配を感じると同時に、夏の疲れも感じるようになりました。
人と同じように、夏に元気に咲いていた草花にも疲れが目立ちます。すでに夏の暑さのためか溶けるように枯れて消えてしまった植物、暑さの中、頑張って咲いていても、疲れがでたのか瀕死状態の植物など、この季節、失ってしまう草花も結構多いものです。
朝顔が少し疲れた顔で、朝寝坊な私をなんとか待っていてくれます。
朝顔の蔓は、生きものが這っていくかのような旺盛な伸び方をするものですが、この春、毎年上手に育てている方からいただいた朝顔は、花が大輪なだけに、あまり蔓を伸ばさず花をつけています。
蕾の時は少し先のとがった五角形なのに、開き終るころにはすっかり円形になって、さらに、その円も耐えきれず裂けてしまったものもあります。時間の経過とともに、少しずつ色を変えて昼前には萎んでしまいます。
ただ、朝顔だけは夏の疲れも見せず、まだまだ出番を待っているかのように、次々に元気に咲き続けています。