僕と猫のブルーズ

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川崎岡本太郎美術館

2009年09月22日 | Art・本・映画
昨日は川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。
青山にある岡本太郎記念館は何度も行きましたが、こちらに来るのは初めて。
小田急線向ヶ丘公園駅から歩いていきました。

美術館は生田緑地公園の中にある。緑がキレイ。でも紅い葉も混じり始めてる。

入り口にあるポスターやオブジェから既に「太郎ワールド」。

野外には「母の塔」がそびえ立っている。これを見ながらランチ。

今回のテーマ展は「岡本太郎の絵画」。
中であの横尾忠則さんが公開制作をしていましたが混雑で見れず。

時代に沿って太郎さんの絵画、創作物を見ていく。
どれも派手でエネルギーに溢れている。圧倒される。
ピカソ、セザンヌ、雪舟、太郎さんが影響を受けた作品も展示。
でも力強さでは太郎さんの方が上回っている。

「明日の神話」の習作も展示。完成形よりは小さいサイズ。でも禍禍しい。

最後の方に太郎さん作のオブジェが並んでいるコーナーがあった。
奇怪なお面。犬、座ることを拒否している椅子。河童。
ヘンだけど自由。自分であることを謳歌している。たまらなく愛おしかった。

最後の最後、「夜」という初期の絵画が展示されていた。
襲い掛かろうとしている暗闇の怪物に向かって若い女性がナイフを携えている。

これを見ていて「オマエは本当に生きてるのか?」「オマエは闘っているのか?」
と問われたような気がした。

直ぐ出るのが惜しくてもう1度戻ってみた。
出口には太郎さん作の椅子、太郎さんの像が並んでいた。

「サヨナラ」と云って後にしました。

帰宅後、映画「おくりびと」を見ながら呑み会。
なんだかお腹の調子が悪い。前回「明日の神話」を見たときは嫁を怒鳴った。
今回も太郎の呪いにかかったか?(^^;)ゞ

太郎さんの作品を見るとドッと疲れる。
そのエネルギー、呪力に圧倒されて。その自由さにうたれて。でも心地よい。

この場所は自由で好きだ。また来よう。絶対来よう。

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