僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

好きなオト

2011年02月02日 | オトの記憶(CD、ライブ)

元春のセルフカバーアルバムがオリコンデイリーチャート7位に入ったり
I-Tuneチャートで好調だそうだ・・・良いことだ。
自分の好きなミュージシャンが幅広く聴かれるのはウレシイ。

実は去年のコヨーテバンドとのツアーでこのアルバム収録曲をライブで聴いたとき
「地味だな~売れるのかな~」と正直心配でした。でもセールス好調で良かった。

って余計なお世話ですね(^_^;。セールスなんてファンが気にしなくていいことだし。
そんなことより元春とホボキンが最高のアルバムを作った!大切なのはそこ。
何度でも聴けてその度に新しい発見がある。セルフカバーなのに新しい。素晴らしい!

でも、やっぱ売れて欲しいよな。ロックフェスに行く若いオンガク好きに届いてほしい。
(ムリな宣伝とか、作為的な売り方はしなくてイイけど)

考えてみれば、ボクの聴いてるミュージシャンに「売れっ子」は居ないんだよな。(爆)
元春、カネ、FISHMANS、タテタカコ、高野寛。
まぁ正直言って・・・どのヒトもビッグセールスは出してません(笑。
祥子さんやカネはハッキリいってマイナー。(スミマセン笑)
Cocco、クラムボンは多少売れてるのかな?

いえ、決して売れてるミュージシャンがキライなわけじゃない。
以前はサザンやユーミン、達郎さん、竹内まりや、浜田省吾、布袋寅泰とか好きだった。
アルバム出す毎に買ってた。今は・・聴かないが(笑。
今だって斉藤和義や吉井和哉あたりはかなり関心ある。

でも何か売れてる人から離れていってしまう。うーん、何故だろう?
多分「サウンドが好みじゃない」んだと思う。
ハッキリ言って売れてる人の音はオモシロくない。
必要以上にアレンジに懲りすぎていて、余計な音が多すぎ。分厚すぎる。
結果、聴いてて疲れる。浜省とかサザンとかもっとシンプルなサウンドの方がイイのに。
ただ、そういう派手なサウンドだから売れるのだろうし
ファン以外の層も取込めるんだろう。でも・・ボクはダメだな。耳が受付けない。

最近、レンタルで宇多田ヒカルのCDを聴いてみた。声も歌詞のコトバ使いも最高だった。
ファンでないボクでも楽しめた。これは売れて当然だと思った。
ただサウンドだけがダメだった。海外の一流ミュージシャンが奏でる音。
完璧・透き間が無い。凄いサウンドだ。でもボクはダメだった。
もっとシンプルなサウンドで聴いてみたい。そう思った。

対して元春や祥子さん、カネ、FISHMANS、好きなミュージシャンの音はスキマだらけ。
完璧じゃない。埋まってない。どこか穴やヌケがある。だから好きだ。
多分ボクが斉藤和義が気になるのはそこだろう。売れてるけど音はスキマだらけ。
本人のキャラ、歌詞の世界。メジャーのようでかなりスカスカ。そこがイイ。


元春の「月と専制君主」。上にも書いたが第一印象は「地味なサウンド」。
でも今はそこがイイ。そこが好きだ。地味なようで色んな仕掛があるし。
スキマがイッパイで色々想像して色々考えてイッパイ楽しめる。
「のりしろ」が沢山あるって楽しい♪♪

このアルバム・・・別に売れようが売れまいが構わない。
ただ、出来れば若いオンガクファンにこのオトを発見してほしいな。
決して「売れるオト」じゃない。でも聴いてて飽きない。
くるりやアジカン、ハナレグミ、サカナクションが好きな人ならこの魅力が分かるはずだ。

元春の声が歌がオトが・・ぜひ届いてほしい。いや「届いて」じゃない。
ぜひ見つけてほしい。自分の目で、耳で、感性で。
オレたちが愛してるこの声を、この音を。

断言する。こんなオト、他のレコードでは聴けないぜ。ぜひ体験してくれ。

コメント