東北支援には色んな方法がある。
ボランティアだけでなく募金や物資支援、直産品を買うとか。
アラーキーは自宅や街で撮った花の写真を東北の仮設住宅に住んでる人に贈るとか。
仮設住宅で花を植えられない人にせめて写真で花を楽しんでもらおうという趣旨。
さすがアラーキー!ステキなアイディアだ。
大好きな作家小路幸也さんは新作の収益を寄付していたり仙台在住の伊坂幸太郎さんは
「読者のためにオモシロい本を書こうと決意した」とエッセイで書いてた。
前に触れたミュージシャンの活動も含めて
クリエイターのこういう活動やプロ意識はホントに素晴らしい、と思う。
朝日新聞で2つの漫画について紹介されていた。いずれも震災・原発に絡む作品。
27名の漫画家が描きおろし新作を寄せた作品集「僕らの漫画」
http://charicomi.blogspot.jp/
そして福島・原発をモチーフに書いた萩尾望都の「なのはな」
http://flowers.shogakukan.co.jp/news/news_20120214c.html
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「僕らの漫画」は震災後、漫画家たちが「自分にできることはなにか」を悩み考え
「新作を集めて支援を目的とした本を作ろう」と決めて出来上がった本。
最低のコストをのぞいた収益は全て東北のこどもたちのために使われる。
「漫画の本気を見せます」との宣言とおり、どれも力がこもった珠玉の作品ばかりだ。
正直ほとんどの作家さんは知らない。最近の漫画家さんに疎いもので(^^;)ゞ
311をストレートに描いたものは殆ど無く日常描写の中でさり気なく感じさせる作品が多い。
だからこそリアルに迫ってくる。フとした中で浮かび上がる喪失、哀しみが素直に入ってくる。
好きな作品がたくさんある。
手原和憲のバスで通学する女の子の話やヤマザキマリの人間も動物も一緒に温泉に入る話。
小玉ユキの髪の長い方言を喋る男の子の話。他にもイイ作品がイッパイある。
中でも喜国雅彦の荒れた地に花を植える話はオチも含めてグッと来た。
もう1つ「なのはな」。萩尾さんの作品をチャンと読むのは初めて。
311関連で飛びつくのも失礼とは思うが朝日新聞の書評で知って是非読みたかった。
萩尾さんが「あの日」から胸の中のザワザワを抑えきれず、きれいで美しいものを描こう
としてペンを持った作品。
表題作「なのはな」は原発事故後の福島が舞台。主人公は中学生?くらいの女の子。
大好きなお婆ちゃんは事故で亡くなり原発のため家族は避難している。
そんな中で知った「チェルノブイリで放射能で汚染された土壌をきれいにするために
花を植えている」というエピソード。現実と夢が交差するファンタジーが展開される。
この「花を植えると放射能を除去できる」という話は必ずしも効果があるとは言えないらしい。
放射能を吸収した花は当然放射能廃棄物になるから処理が大変だし危険だ。
でも・・それでもこの発想ステキだと思う。実現できるか、どうかはともかくとして。
傷ついた土地に植物をたくさん植えて花がいっぱい咲いて美しく蘇るならば・・
こんなステキなことはないじゃないか。
現実離れした夢物語だとしても・・もし実現できたら、と想うと楽しいじゃないか。
2つとも読み終わったとき、かすかに「救い」を感じた。確かな光がみえた。
勿論、こんな気楽なことをいえるのは自分が東京に暮らしてて直接的に原発の被害を
受けてないからかも知れない。それは重々分かってる。
でも野田首相や電力会社を非難し憎悪を燃やすよりも「荒れ地に花を咲かせる」ことを
かんがえたい。
表現者ってすごいな。一編の歌や本や漫画が人を動かせることができるんだから。
で才能を持ってない凡人は何をするか?って言ったら体を動かすしか無いでしょう(^_^;
天才は作品を創ればいい。頭脳のある人はアタマをつかえばいい。
技術者は技術をつかえばいい。オモシロい人は子供や老人を和ませればいい。
才能も無く技術も無く退屈なオレは整地をしたり雑草を抜いたり瓦礫をとりのぞきます。
明日の夜、仙台荒浜に行ってきます。行くのは昨年11月以来半年振り。
あの荒れた海岸はどうなったのか?仮設住宅に住んでるおばあさんは元気だろうか?
広瀬川のほとりの畑を耕してたおじさんは少しは楽になったんだろうか?
仙台。オレのピンポイント。しっかり見届けてこよう。
そして、あの地に花が咲くように荒れ地に爪をきざみつけてこよう☆
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ボランティアだけでなく募金や物資支援、直産品を買うとか。
アラーキーは自宅や街で撮った花の写真を東北の仮設住宅に住んでる人に贈るとか。
仮設住宅で花を植えられない人にせめて写真で花を楽しんでもらおうという趣旨。
さすがアラーキー!ステキなアイディアだ。
大好きな作家小路幸也さんは新作の収益を寄付していたり仙台在住の伊坂幸太郎さんは
「読者のためにオモシロい本を書こうと決意した」とエッセイで書いてた。
前に触れたミュージシャンの活動も含めて
クリエイターのこういう活動やプロ意識はホントに素晴らしい、と思う。
朝日新聞で2つの漫画について紹介されていた。いずれも震災・原発に絡む作品。
27名の漫画家が描きおろし新作を寄せた作品集「僕らの漫画」
http://charicomi.blogspot.jp/
そして福島・原発をモチーフに書いた萩尾望都の「なのはな」
http://flowers.shogakukan.co.jp/news/news_20120214c.html
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「僕らの漫画」は震災後、漫画家たちが「自分にできることはなにか」を悩み考え
「新作を集めて支援を目的とした本を作ろう」と決めて出来上がった本。
最低のコストをのぞいた収益は全て東北のこどもたちのために使われる。
「漫画の本気を見せます」との宣言とおり、どれも力がこもった珠玉の作品ばかりだ。
正直ほとんどの作家さんは知らない。最近の漫画家さんに疎いもので(^^;)ゞ
311をストレートに描いたものは殆ど無く日常描写の中でさり気なく感じさせる作品が多い。
だからこそリアルに迫ってくる。フとした中で浮かび上がる喪失、哀しみが素直に入ってくる。
好きな作品がたくさんある。
手原和憲のバスで通学する女の子の話やヤマザキマリの人間も動物も一緒に温泉に入る話。
小玉ユキの髪の長い方言を喋る男の子の話。他にもイイ作品がイッパイある。
中でも喜国雅彦の荒れた地に花を植える話はオチも含めてグッと来た。
もう1つ「なのはな」。萩尾さんの作品をチャンと読むのは初めて。
311関連で飛びつくのも失礼とは思うが朝日新聞の書評で知って是非読みたかった。
萩尾さんが「あの日」から胸の中のザワザワを抑えきれず、きれいで美しいものを描こう
としてペンを持った作品。
表題作「なのはな」は原発事故後の福島が舞台。主人公は中学生?くらいの女の子。
大好きなお婆ちゃんは事故で亡くなり原発のため家族は避難している。
そんな中で知った「チェルノブイリで放射能で汚染された土壌をきれいにするために
花を植えている」というエピソード。現実と夢が交差するファンタジーが展開される。
この「花を植えると放射能を除去できる」という話は必ずしも効果があるとは言えないらしい。
放射能を吸収した花は当然放射能廃棄物になるから処理が大変だし危険だ。
でも・・それでもこの発想ステキだと思う。実現できるか、どうかはともかくとして。
傷ついた土地に植物をたくさん植えて花がいっぱい咲いて美しく蘇るならば・・
こんなステキなことはないじゃないか。
現実離れした夢物語だとしても・・もし実現できたら、と想うと楽しいじゃないか。
2つとも読み終わったとき、かすかに「救い」を感じた。確かな光がみえた。
勿論、こんな気楽なことをいえるのは自分が東京に暮らしてて直接的に原発の被害を
受けてないからかも知れない。それは重々分かってる。
でも野田首相や電力会社を非難し憎悪を燃やすよりも「荒れ地に花を咲かせる」ことを
かんがえたい。
表現者ってすごいな。一編の歌や本や漫画が人を動かせることができるんだから。
で才能を持ってない凡人は何をするか?って言ったら体を動かすしか無いでしょう(^_^;
天才は作品を創ればいい。頭脳のある人はアタマをつかえばいい。
技術者は技術をつかえばいい。オモシロい人は子供や老人を和ませればいい。
才能も無く技術も無く退屈なオレは整地をしたり雑草を抜いたり瓦礫をとりのぞきます。
明日の夜、仙台荒浜に行ってきます。行くのは昨年11月以来半年振り。
あの荒れた海岸はどうなったのか?仮設住宅に住んでるおばあさんは元気だろうか?
広瀬川のほとりの畑を耕してたおじさんは少しは楽になったんだろうか?
仙台。オレのピンポイント。しっかり見届けてこよう。
そして、あの地に花が咲くように荒れ地に爪をきざみつけてこよう☆
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