「東北の人に捧げます」(多分)そう言ってパティはアコギをかき鳴らす。
曲は「南十字星の下で」。90年代、長い休止の後に出たアルバム「GONE AGAIN」の中の1曲。
パティの亡くなった夫、友人に捧げられた曲。それを現在(いま)、日本で歌う。
東北への想いと共に。優しく温かく・・かつ誇り高い歌、そしてオト。
崇高な何かがオレの中に入ってきた。ココロが熱く熱く、奮えた。
宗教とか、そういう類のものじゃない。
それは。。祈りであり悼みであり、生命(いのち)に対する敬いだった。
静かに、でも凛と歌うパティを視ながらオレは東北を想った。
終わった瞬間、思わず「ありがとう!」とオレは叫んでいた。
パティ・スミス10年ぶりのライブ。
昨年出たアルバム「Banga」に伴うツアー。ボクが殆ど唯一聴く洋楽のアーティスト。
97年、2003年と来日した際は必ず足を運んだ。何れも凄まじく素晴らしい体験だった。
正直、最近のアルバムは熱心に聴いてないが矢張り現在のパティは見たかった。
ライブ当日、面倒な仕事があった。でも無事終了。相手とも良い意見交換が出来た。
問題は此処には無い。もっと別の処に巣食っている。それがわかって有意義だった。
意気揚々と渋谷に向かう。事故で電車は遅れてた。かなり遅れて場内に入った。
当日、パティの意志により東北への募金箱が置かれた。
海外のアーティストが日本の、東北のため心を砕いてる。当然、募金をした。
なお、募金をした人の中から抽選でパティからプレゼントが渡される。
ということで抽選券を貰う。くじ運の悪い自分、最初からあきらめてましたが(^_^;

フロア中央、ステージがよく見える位置を陣取る。客層はバラバラ。
フェスでパティを知っただろう若い人、お洒落な成りの業界っぽい人。
70年代から聴いてたような年齢を召した人。アメリカ人も多い。
時間どおりライブは開始。パティは三つ編みの髪でニコニコして登場。
一気に場内は盛上がる。「コンニチワ」とニコニコ挨拶してライブは開始。
「Banga」収録の「April Fool」でスタート。柔らかいメロディがスゥーッと入ってくる。
セットリストやライブの様子は「ロッキングオンサイト」にレポがあるのでそちらを読んでください。
http://ro69.jp/live/detail/77565
ともかくパティは明るく楽しげだった。よく笑いよく喋り踊った。
お客と握手したりステージから降りてきたりエネルギッシュ。
そして、とてもキュートでチャーミングな人だった。光り輝いていて目が離せない。
日本に捧げたという「Fuji-san」では日本人の和太鼓奏者が参加。
客席も一緒になって「フジサン!」と叫ぶ。
終わった後、誰かが「サンキュー!」と叫んだ。オレも叫んだ。
パティは仙台を訪問したこと、日本への想いを何度も話した。
当然英語だから何を言ってるかワカンナイ。でも真摯な想いは伝わってきた。
これは・・ライブじゃないな。祈りの場であり祝祭の場。
東北の失われた生命(いのち)への悼みを語り
亡くなったエイミーワインハウスに捧げられた曲を歌い・・・
ライブなのに「死」に対する祈りを捧げる。
同時に現在(いま)ここに在る「生」を温かく抱きしめ祝う。
途中で抽選会。ボクは当然ハズレ(゚゜)\バキ☆
2階にいた男性にパティサイン入りのドラムヘッドが渡される。
場内は笑顔と拍手。
今回のパティは日本の客とひたすらコミュニケーションを取ろうとしてた。
客席も何度もパティへの愛を伝え一緒に歌い拳を振り上げ楽しいライブだった。
「シーナ&ロケッツに捧げます!」(2階に居た?)という言葉で始まったパンクメドレーでは
レニー・ケイが歌い場内大盛り上り。ボクは洋楽詳しくないので置いてけぼり(^_^;
後半はパティは髪をほどき「ビコーズ・ザ・ナイト」を歌う。場内当然合唱。
最後は「グローリア」!!パティは叫び動き回り客席を煽り、凄いとしか言えない。
なんだ?この人は?この存在は?66歳、婆さんじゃん。なのに何だ、このエネルギーは?
いや年齢なんぞ関係ない。要は本人の意志だ、覚悟だ、生きることへの希求だ。
オレも一緒に歌い叫んだ。
アンコール、再び和太鼓が入り「Banga」。皆で犬のように吠える、叫ぶ。
楽しい!何か凄く解放されている。
そのまま「People Have A Power」になだれ込む。パティは叫び拳を突き上げる。
客席も一緒になって歌う。何かを祝うかのように。
そうウレシイ、此処にいることが。この存在を直に視れて一緒に歌えることが。
パティは「アリガトウ!」と何度も叫んで笑顔で去っていった。
本当に輝くような笑顔だった。
正味1時間半のライブ。「ロックンロール二ガー」の演奏はなし。
でも逆に言えば今回はあくまでニューアルバム「Banga」に伴うツアー。
ヒット曲満載の懐メロ大会になってなかった。あくまで現役シンガーのライブだった。
凄く満ち足りたキモチで会場を後にした。チケットと抽選券は記念に取っておこう。


ヨモちゃん・・・オレはどうやら「神様」に出逢ったみたいだ。
「神様」は凄くステキでカッコいい女性(ひと)だったよ。
次、また「神様」に逢える日まで恥ずかしくないようオレも頑張らなくちゃ・・・な☆

曲は「南十字星の下で」。90年代、長い休止の後に出たアルバム「GONE AGAIN」の中の1曲。
パティの亡くなった夫、友人に捧げられた曲。それを現在(いま)、日本で歌う。
東北への想いと共に。優しく温かく・・かつ誇り高い歌、そしてオト。
崇高な何かがオレの中に入ってきた。ココロが熱く熱く、奮えた。
宗教とか、そういう類のものじゃない。
それは。。祈りであり悼みであり、生命(いのち)に対する敬いだった。
静かに、でも凛と歌うパティを視ながらオレは東北を想った。
終わった瞬間、思わず「ありがとう!」とオレは叫んでいた。
パティ・スミス10年ぶりのライブ。
昨年出たアルバム「Banga」に伴うツアー。ボクが殆ど唯一聴く洋楽のアーティスト。
97年、2003年と来日した際は必ず足を運んだ。何れも凄まじく素晴らしい体験だった。
正直、最近のアルバムは熱心に聴いてないが矢張り現在のパティは見たかった。
ライブ当日、面倒な仕事があった。でも無事終了。相手とも良い意見交換が出来た。
問題は此処には無い。もっと別の処に巣食っている。それがわかって有意義だった。
意気揚々と渋谷に向かう。事故で電車は遅れてた。かなり遅れて場内に入った。
当日、パティの意志により東北への募金箱が置かれた。
海外のアーティストが日本の、東北のため心を砕いてる。当然、募金をした。
なお、募金をした人の中から抽選でパティからプレゼントが渡される。
ということで抽選券を貰う。くじ運の悪い自分、最初からあきらめてましたが(^_^;

フロア中央、ステージがよく見える位置を陣取る。客層はバラバラ。
フェスでパティを知っただろう若い人、お洒落な成りの業界っぽい人。
70年代から聴いてたような年齢を召した人。アメリカ人も多い。
時間どおりライブは開始。パティは三つ編みの髪でニコニコして登場。
一気に場内は盛上がる。「コンニチワ」とニコニコ挨拶してライブは開始。
「Banga」収録の「April Fool」でスタート。柔らかいメロディがスゥーッと入ってくる。
セットリストやライブの様子は「ロッキングオンサイト」にレポがあるのでそちらを読んでください。
http://ro69.jp/live/detail/77565
ともかくパティは明るく楽しげだった。よく笑いよく喋り踊った。
お客と握手したりステージから降りてきたりエネルギッシュ。
そして、とてもキュートでチャーミングな人だった。光り輝いていて目が離せない。
日本に捧げたという「Fuji-san」では日本人の和太鼓奏者が参加。
客席も一緒になって「フジサン!」と叫ぶ。
終わった後、誰かが「サンキュー!」と叫んだ。オレも叫んだ。
パティは仙台を訪問したこと、日本への想いを何度も話した。
当然英語だから何を言ってるかワカンナイ。でも真摯な想いは伝わってきた。
これは・・ライブじゃないな。祈りの場であり祝祭の場。
東北の失われた生命(いのち)への悼みを語り
亡くなったエイミーワインハウスに捧げられた曲を歌い・・・
ライブなのに「死」に対する祈りを捧げる。
同時に現在(いま)ここに在る「生」を温かく抱きしめ祝う。
途中で抽選会。ボクは当然ハズレ(゚゜)\バキ☆
2階にいた男性にパティサイン入りのドラムヘッドが渡される。
場内は笑顔と拍手。
今回のパティは日本の客とひたすらコミュニケーションを取ろうとしてた。
客席も何度もパティへの愛を伝え一緒に歌い拳を振り上げ楽しいライブだった。
「シーナ&ロケッツに捧げます!」(2階に居た?)という言葉で始まったパンクメドレーでは
レニー・ケイが歌い場内大盛り上り。ボクは洋楽詳しくないので置いてけぼり(^_^;
後半はパティは髪をほどき「ビコーズ・ザ・ナイト」を歌う。場内当然合唱。
最後は「グローリア」!!パティは叫び動き回り客席を煽り、凄いとしか言えない。
なんだ?この人は?この存在は?66歳、婆さんじゃん。なのに何だ、このエネルギーは?
いや年齢なんぞ関係ない。要は本人の意志だ、覚悟だ、生きることへの希求だ。
オレも一緒に歌い叫んだ。
アンコール、再び和太鼓が入り「Banga」。皆で犬のように吠える、叫ぶ。
楽しい!何か凄く解放されている。
そのまま「People Have A Power」になだれ込む。パティは叫び拳を突き上げる。
客席も一緒になって歌う。何かを祝うかのように。
そうウレシイ、此処にいることが。この存在を直に視れて一緒に歌えることが。
パティは「アリガトウ!」と何度も叫んで笑顔で去っていった。
本当に輝くような笑顔だった。
正味1時間半のライブ。「ロックンロール二ガー」の演奏はなし。
でも逆に言えば今回はあくまでニューアルバム「Banga」に伴うツアー。
ヒット曲満載の懐メロ大会になってなかった。あくまで現役シンガーのライブだった。
凄く満ち足りたキモチで会場を後にした。チケットと抽選券は記念に取っておこう。


ヨモちゃん・・・オレはどうやら「神様」に出逢ったみたいだ。
「神様」は凄くステキでカッコいい女性(ひと)だったよ。
次、また「神様」に逢える日まで恥ずかしくないようオレも頑張らなくちゃ・・・な☆
