昨日七尾旅人ライブを見に渋公に行ってきました。今年のライブ初め。
七尾クンのライブは「佐竹商店街ライブ」や「百人組手」のイベントでは見てたけど
純然たるソロライブは初めて。
昨年出た「リトルメロディ」が素晴らしかったのでライブでどう再現するか楽しみだった。
夕暮れの渋谷は凄い混雑。人混みを縫って渋公に向かう。
ボクの席は1階18列3番目。左端からステージ全体を見える好位置。
今回はユザーン(Per)、大田朱美(Flute)、ドリアン(Key)のゲストを迎えての
ライブ。ドラムもベースも居ない。どんなライブになるか想像がつかない。
客層は若い。でも中年の男性も何人か居る。子供連れも多い。
いきなり開演中の注意をユザーンが読むという展開に客席爆笑\(T▽T)/
客電が着いたまま七尾クンはフラリと登場。大田朱美を呼び込んでライブ開始。
オープニングは2ndアルバム収録の「息をのんで」(間違ってるかも)
最近のイベントでは最近の曲ばかりなので旧い曲の演奏にビックリ。
そのまま「名曲に日本語詞をつけて台無しにしちゃいました」と「星に願いを」のカバー。
途中でボイスチェンジ、特殊音を鳴らす七尾クンお得意の展開。
ここから七尾クンのソロコーナー。東北を廻った想い出を話した後「圏内の歌」。
放射能の不安に「子供たちだけでも逃がしたい」と訴える親の心情を綴った歌。
隣の女性は涙ぐんでいる。続いて「サーカスナイト」
え、これ、もうやっちゃうの?ダンスチューンなんだから後半に取って置けばイイのに。
「湘南が遠くなってゆく」はサザンの「真夏の果実」に匹敵する夏の名曲。
これもしっとり、アコギ一本で聴かせる。
ここまで基本アコースティックライブ。客席は手拍子も立ち上がりもせず大人しい。
沖縄を訪問してオスプレイを見て色々考えたということで「airplane」を演奏。
これは911をモチーフにして戦闘機乗りの感情を描いた歌。
こんな発想で曲を創るアーティストは居ない。
静かだけど禍々しく歌い上げ叫ぶ七尾クン。それまでのほっこりムードが変わる。
最後、飛行機が飛ぶノイズと爆音が会場を包む。
戦闘機が自分の直ぐ近くを飛ぶのがどういうことか?の仮想体験。
「シャッター商店街のマイルス・ディビス」で客席、大拍手。
七尾クンは声色を色々変えてライムを繰り出す。「お×××コ野郎」と叫ぶ。
ただ客席はシーン。ライブハウスでやった「百人組手」ではこの曲盛り上がったのに。
でも、ステージ上、次に何が起こるかワカラナイ。立って踊って、よりも
七尾クンが何をしでかすか、をチャンと見届けたい。
「ユザーンは弁当の食いすぎで腹を壊して病院にいきました」との七尾クンの前フリ
で始まった「アブラカダブラ」最初は大田さんとのセッションだったがユザーンが途中参加。
タブラで色んなオトを鳴らす。客席反応して声を上げる。七尾クンもノイズで返す。
七尾クンってソロだけでも良いけど、セッションの方が力を発揮する。
客席はここからリラックス。立って踊るは無かったけど一緒に歌ったり手拍子したり
七尾クンに声を掛けたり熱く盛上がっていく。
「どんどん季節は流れて」「Rollin' Rollin'」では客席も大声で歌う。
ラスト再び七尾クンのソロ。311の後、東北で見た光景を話す。
家財道具がそのまま積み上げられた瓦礫の中で必死に何かを探していた女の子。
「Memory Lane」今回もっとも聴きたかった歌。傷ついた街を優しく包む歌。
荒浜、石巻、いわき、相馬の光景がフラッシュバックする。
七尾クンは最後叫ぶ。凄い声。思わず拳を握りしめてた。
ラスト「リトルメロディ」。歌の力で全てを乗り越えていこうという意志。
七尾クン、途中で感極まったのか声が掠れる。客席みんなで合唱。
七尾クン、ギターを置きマイクなしで歌う。何か温かいものが胸の中を流れていく。
アンコールは再びソロで。
七尾クンは若い頃、励ましてくれた石野卓球への感謝をこめて電気グルーヴの「虹」をカバー。
七尾クンは何度も音楽に対する愛情を語る。
「音楽なんてその気になれば簡単に作れる。みんな鼻歌を録音すればいいんだよ」
「尊敬する人はミュージシャン。もうミュージシャンは大好き」
「どちらが正しいとか悪いとか云えない感情を音楽は表現できる」
「オレの夢は世界中が歌で会話すること」
偏執的なまでの音楽に対する愛情、信頼。だから彼の歌は人を動かすんだろう。
最後は子供たちに向けて歌った「おやすみタイニーズ」。「心配ないよ」と何度も歌う。
そのまま即興で「物販の歌」に突入。「Tシャツ買わなくてイイからお金だけくれ」
と叫んで会場の失笑を買う。ライブはここでお終い。何ともユルい終わり方\(T▽T)/
ホント楽しく刺激的なライブだった。普段行ってるロックバンドのライブとはまた違う。
まるで芝居かアートパフォーマンスを見てるか、の様だった。
正直MCが長すぎるとか、一緒に歌えて盛上がれる歌が少ない、とか不満もある。
でも、それは七尾クンの個性でもある。批判するより楽しんだ方がイイ♪
七尾クンは「次の作品はワケがワカンナイ誰も誉めないのを創ってやる」と言ってた。
その意気や、よし。キミのNEXT、注目して待ってるよ。
さ、今日で長い休みは終わり。明日からいつもの暮らし(仕事)がはじまる。
負けないようにがんばらなくっちゃ☆
七尾クンのライブは「佐竹商店街ライブ」や「百人組手」のイベントでは見てたけど
純然たるソロライブは初めて。
昨年出た「リトルメロディ」が素晴らしかったのでライブでどう再現するか楽しみだった。
夕暮れの渋谷は凄い混雑。人混みを縫って渋公に向かう。
ボクの席は1階18列3番目。左端からステージ全体を見える好位置。
今回はユザーン(Per)、大田朱美(Flute)、ドリアン(Key)のゲストを迎えての
ライブ。ドラムもベースも居ない。どんなライブになるか想像がつかない。
客層は若い。でも中年の男性も何人か居る。子供連れも多い。
いきなり開演中の注意をユザーンが読むという展開に客席爆笑\(T▽T)/
客電が着いたまま七尾クンはフラリと登場。大田朱美を呼び込んでライブ開始。
オープニングは2ndアルバム収録の「息をのんで」(間違ってるかも)
最近のイベントでは最近の曲ばかりなので旧い曲の演奏にビックリ。
そのまま「名曲に日本語詞をつけて台無しにしちゃいました」と「星に願いを」のカバー。
途中でボイスチェンジ、特殊音を鳴らす七尾クンお得意の展開。
ここから七尾クンのソロコーナー。東北を廻った想い出を話した後「圏内の歌」。
放射能の不安に「子供たちだけでも逃がしたい」と訴える親の心情を綴った歌。
隣の女性は涙ぐんでいる。続いて「サーカスナイト」
え、これ、もうやっちゃうの?ダンスチューンなんだから後半に取って置けばイイのに。
「湘南が遠くなってゆく」はサザンの「真夏の果実」に匹敵する夏の名曲。
これもしっとり、アコギ一本で聴かせる。
ここまで基本アコースティックライブ。客席は手拍子も立ち上がりもせず大人しい。
沖縄を訪問してオスプレイを見て色々考えたということで「airplane」を演奏。
これは911をモチーフにして戦闘機乗りの感情を描いた歌。
こんな発想で曲を創るアーティストは居ない。
静かだけど禍々しく歌い上げ叫ぶ七尾クン。それまでのほっこりムードが変わる。
最後、飛行機が飛ぶノイズと爆音が会場を包む。
戦闘機が自分の直ぐ近くを飛ぶのがどういうことか?の仮想体験。
「シャッター商店街のマイルス・ディビス」で客席、大拍手。
七尾クンは声色を色々変えてライムを繰り出す。「お×××コ野郎」と叫ぶ。
ただ客席はシーン。ライブハウスでやった「百人組手」ではこの曲盛り上がったのに。
でも、ステージ上、次に何が起こるかワカラナイ。立って踊って、よりも
七尾クンが何をしでかすか、をチャンと見届けたい。
「ユザーンは弁当の食いすぎで腹を壊して病院にいきました」との七尾クンの前フリ
で始まった「アブラカダブラ」最初は大田さんとのセッションだったがユザーンが途中参加。
タブラで色んなオトを鳴らす。客席反応して声を上げる。七尾クンもノイズで返す。
七尾クンってソロだけでも良いけど、セッションの方が力を発揮する。
客席はここからリラックス。立って踊るは無かったけど一緒に歌ったり手拍子したり
七尾クンに声を掛けたり熱く盛上がっていく。
「どんどん季節は流れて」「Rollin' Rollin'」では客席も大声で歌う。
ラスト再び七尾クンのソロ。311の後、東北で見た光景を話す。
家財道具がそのまま積み上げられた瓦礫の中で必死に何かを探していた女の子。
「Memory Lane」今回もっとも聴きたかった歌。傷ついた街を優しく包む歌。
荒浜、石巻、いわき、相馬の光景がフラッシュバックする。
七尾クンは最後叫ぶ。凄い声。思わず拳を握りしめてた。
ラスト「リトルメロディ」。歌の力で全てを乗り越えていこうという意志。
七尾クン、途中で感極まったのか声が掠れる。客席みんなで合唱。
七尾クン、ギターを置きマイクなしで歌う。何か温かいものが胸の中を流れていく。
アンコールは再びソロで。
七尾クンは若い頃、励ましてくれた石野卓球への感謝をこめて電気グルーヴの「虹」をカバー。
七尾クンは何度も音楽に対する愛情を語る。
「音楽なんてその気になれば簡単に作れる。みんな鼻歌を録音すればいいんだよ」
「尊敬する人はミュージシャン。もうミュージシャンは大好き」
「どちらが正しいとか悪いとか云えない感情を音楽は表現できる」
「オレの夢は世界中が歌で会話すること」
偏執的なまでの音楽に対する愛情、信頼。だから彼の歌は人を動かすんだろう。
最後は子供たちに向けて歌った「おやすみタイニーズ」。「心配ないよ」と何度も歌う。
そのまま即興で「物販の歌」に突入。「Tシャツ買わなくてイイからお金だけくれ」
と叫んで会場の失笑を買う。ライブはここでお終い。何ともユルい終わり方\(T▽T)/
ホント楽しく刺激的なライブだった。普段行ってるロックバンドのライブとはまた違う。
まるで芝居かアートパフォーマンスを見てるか、の様だった。
正直MCが長すぎるとか、一緒に歌えて盛上がれる歌が少ない、とか不満もある。
でも、それは七尾クンの個性でもある。批判するより楽しんだ方がイイ♪
七尾クンは「次の作品はワケがワカンナイ誰も誉めないのを創ってやる」と言ってた。
その意気や、よし。キミのNEXT、注目して待ってるよ。
さ、今日で長い休みは終わり。明日からいつもの暮らし(仕事)がはじまる。
負けないようにがんばらなくっちゃ☆