今、リクオは中川敬とジョイントツアー中。東京ライブには直枝さんがゲストで参加。
夏に横浜で見たカネとリクオのジョイントはホント素晴らしかった。
ということで日曜日の夜、嫁と行ってきました。
ハコは代々木Zher the ZOO。嫁は何度か来た事あるけどボクは初めて。
こじんまりとしたスペース。ステージは一段高く見易い。
落ち着いた良いハコだな。ボクと嫁はステージ正面からの最終列に陣取る。
先ずは「男はつらいよ」のテーマに乗って(笑)リクオと中川が登場。
2人とも「男をつらいよ」を歌ってるし\(T▽T)/
中川を見るのは311後のカネとSFUのジョイント以来。まぁよく喋る。
先ずは中川、SFUの「人生って素晴らしい」やソロアルバムの曲を披露。
リクオも2曲披露して一旦リクオ退場。中川ソロコーナー。
中川はよく喋りよく唄う。昔はこのクセのある声が苦手だったけど今は大丈夫。
「ソロはバンドと違ってテキトーに構成変えられるから楽しい」とのこと。
ディランの「嵐からの隠れ家」他2、3曲やったかな?
コミカルなトークを交えながら朗らかに歌う。ボクは彼の作品は良く知らないけど楽しめた。
ここで直枝さん登場。中川、直枝さんを「直枝クン」って言うんだ\(T▽T)/
~以下、カネファンの自分は直枝さん寄りの視点でレポします。リクオや中川ファンはご容赦<(_ _)>~
直枝さんは今回のジョイントをホントに楽しみにしてたそう。
直枝さん、Newest Modelの「クロスブリード・パーク」が大好きらしい。
中川は誉められて嬉しそう。
先ずはヴァン・モリソンの「CRAZY LOVE」の日本語カバー。(SFUが出している奴)
中川と直枝さん交互に歌う。直枝さんのボーカルでこの名曲!ウーン、贅沢。
中川はここで一旦退場。直枝さんのソロコーナー。
トッド・ラングレンの日本語カバーや「ANGEL」を歌う。
アコギに乗って直枝さんの声はホント絶好調。「ANGEL」のボーカルは凄かった。
リクオが再登場してカネのアルバムで共演した「口笛ふいて」を。
リクオ、ノリノリでピアノを弾き倒す。直枝さんニコニコして楽しそう。
リクオのピアノが直枝さんの歌に別の色、より華やかな色を添える。
ヤンチャなピアノマンに見えるけど実は凄いサウンドプロデューサーなんだな。
ここからはリクオのソロコーナー。
「同じ月を見ている」の情感溢れる歌とピアノには魅入ってしまう。
「パラダイス」の語りの部分には笑って、同時にシンミリした。
レコーディング中の新曲もやる。「誰も殺したくない」「右にも左にも行かない」
という歌詞にはグッと来る。「二項対立に与しない」リクオのスタンスをそのまま描いた佳曲だ。
ラストは「ミラクルマン」!え?もうやるんだ?ラストに取っておくかと思った。
リクオは動き回り大いに盛上がる。只クレフィンみたいに客席一気に立ち上がるは無し。
で、ホントのクライマックスは此処から!3人でのセッション。
しかも洋楽スタンダードのカバーなんかじゃなくてお互いのオリジナルをやる。
先ずはカネの「グレイトノスタルジア」。嫁が「お~」と唸る。
まさか、この曲をこの3人の共演で見えるとは!直枝さん、中川のギターバトルを堪能。
続いては直枝さんのリクエストでNewest Modelの「もぐらと祭り」。
ボクはSFUよりはNEWESTの方が好きなので、ウレシイ選曲。
更にはカネの「New Morning」!!!ライブではひさしぶり!
「ずっとここにいる おれはなんだかこわくてふるえてたんだ」
「ずっとここにいる だから吠えることを覚えたのさ」
「それはきみとの新しい夜明けだから」
歌詞のひとつひとつが刺さってくる。ガツンと来た。
ちょうど、この日はオレの誕生日。49歳の1日目。新しい朝。
この歌みたいに、これからも吠えていたい。吠えるキモチを忘れたくない、捨てたくない。
本編ラストは「アイノウタ」。3人で「ShaLaLaLa」を歌う。
直枝さんの声でこの名曲が聴けるなんて感動。客席も歌う。ボクも、嫁も。
ステージ上、みんな笑顔。客席も輝いてる。拍手喝采の中、一旦終了。
クライマックスは未だ終わらない。当然アンコール。3人登場。
ここで歌われたのは「愛のさざなみ」。島倉千代子の名曲。カネがかってカバーした。
このライブの丁度前日に島倉さんは亡くなった。
直枝さんは島倉さんとの共演について懐かしそうに、そして悔しそうに話す。
カネのカバーはラウドなロックだけど今回はメロウに優しく歌われた。
そして「満月の夕」!
直枝さんとリクオで「ヤサホーヤ、エイヤ~サッサ~」のコーラスを歌う。
311の後、何度も聴いたこのウタを直枝さんの声で。。なんか泣きたくなった。
そして最後「光」。横浜でも最後に歌われた曲。リクオと直枝さんでVoを回す。
「ここじゃない何処かを目指すわけじゃない」「今いるここでカーニバル」
この部分の歌詞は大好き。此処を直枝さんが歌った瞬間、熱くなった。
最後、3人で何度も「光をめざして 闇の中へ」を歌う。
そう、「光」は「闇」の中にある。
「闇」の中でもがき続けたら「いつか」光に出逢えるかも知れない。そう信じたい。
最後は3人でガッチリ握手。直枝さんは満面の笑みだった。
良いモン見たな。ホント素晴らしいライブだった。
新しい1年の1日目に素晴らしい夜を過ごせた。Thanks☆
休み明けの仕事。さっそくミサイルが飛んできたが気にならなかった。
「あたらしい朝の2日目、3日目・・」毎日何かが起こる。くだらないことが押寄せる。
でも「光」はこの「闇」の向こうにあるんだ・・あるはずだ、あると思う(笑)
だから、日常(ウスノロ)に負けずに吠えつづけよう。な、にゃにゃん☆