僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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「大仙ガイ展」@出光美術館

2016年10月17日 | Art・本・映画
先週の土曜日は嫁と出光美術館に「大仙ガイ展」に行った。
今回は出光美術館の所蔵品だけでなく九州の美術館の所蔵品も展示。
開館50周年記念の展覧会ということで宣伝も大々的にしていて結構混んでた。

相変わらずのユルい絵。来てるお客さん皆さん笑ってた(^_^;
今回初めて見る「虎の絵」(どう見ても猫にしか見えん(笑))、
「トド」(いがらしみきおの「ぼのぼの」(笑))にボクも嫁@パンダも爆笑。
日本画、しかも禅画の展覧会でこんなに笑ってイイんだろうか?

お馴染「○△□」「骸骨」「きゃんきゃん」「猫に似たモノ」も展示。
嫁@パンダは「きゃふんきゃふん」と描いた犬の絵が気に入ったのかグッズも購入。
帰ってからも「きゃふんきゃふん」と言ってます(^_^;
嗚呼、楽しかったな。「笑えるアート」ってサイコーだ。

ヨモちゃんも「きゃふんきゃふん」が気になる様子。

今日は定期検査でお休み。週末たっぷり歩いたおかげか数値は良好V(^^)
帰宅してからヨモちゃんと遊ぶ。ヨモちゃんはゴロゴロ甘えてくる。
こいつぅ~。いつもは嫁に甘えているくせになんだよ?(゚゜)\バキ☆

我が家の「きゃふんきゃふん」は愉快なイイ子です♪

仙ガイの展覧会は永青文庫でも開催中。そちらも、そのうち行こうっと♪


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アートとロックの秋~藤田嗣治・一陽展・麗蘭

2016年10月17日 | オトの記憶(CD、ライブ)
先々週、色んな展覧会とLIVEに行ったのでその感想と先週行った麗蘭25周年LIVEの雑感を。
(1回UPしたのに間違えて削除してしもた)(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

○府中市美術館「藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画-」
藤田嗣治は前から興味ある画家だったけど作品を実際に見た事が無かった。
府中市美術館で展覧会があるので3連休の初日、嫁@パンダと行ってきました。

時代順に作品を展示してあったので分かり易い。矢張り目を惹くのはパリ時代の美人と猫を描いた作品。
独特の「乳白色」。女性の身体の筋肉・肉感を事細かに描写。猫の仕草を実に巧く捉えている。
でも、ボクの心を捉えたのはその後の時代。中南米・中国・日本を旅して描いた作品たち。
パリ時代と作風が全く変わっている。更には戦争絵画。戦争を美化する事なくその惨さを炙りだす。
唯の「美女と猫の画家」ではない事を思い知った。
晩年のパリ時代の絵も様々な挑戦をしてる。決して成熟や老獪に落ち着いてない。見てて感銘を受けた。
同時に彼を揶揄し非難した日本画壇の古臭さ。新しいモノを否定するこの国の風潮。
変わんねーな。ウンザリするぜ(-_-;

展覧会の後は府中の森公園を散策。夕暮れ時で樹々が美しく浮かぶ。岩井俊二の映画みたい。
「なんか極楽浄土を歩いてるみたいだ」と嫁に言うと「さっさと行ってくれ」と言われた。
このコはホントに愉快だ。\(T▽T)/

ウン、楽しかったな。ツグジの展覧会は千葉でもやってるので、そっちも行こう。


○一陽展
毎年行ってる「一陽展」。
http://www2.ucatv.ne.jp/~itiyokai.snow/exhibit/index.htm
先週日曜日に嫁と行ってきました。場所も恒例六本木国立新美術館。
今回はいつもより作品の展示が少なかったような。
毎年見てるので既にお馴染の作家さんも居る。と言っても作品を勝手に知ってるだけですが^^;
モチーフは基本毎年同じ。そこでの変化・或いは変わらない部分を見るのが楽しい。
政治的メッセージを込めた作品より日常的な風景や食べ物・猫を描いた作品の方が好きかな。
ボクは夕方麗蘭のLIVEがあるので此処で嫁と別れて赤坂に向かう。


○麗蘭 25th Anniversary Year「愛があれば歳の差なんて」@赤坂BRITZ
今年は麗蘭結成25年目。その記念LIVEがあるので行ってきました。
今回はチャボさんLIVE初体験のMOTO友さんを誘って。
席は1階立ち見。かなり後ろだけど何とかステージは見えた。(^_^;

ライブは「マニフェスト」で始まる。「ミッドナイトブギ」のアレンジがアルバムと全然違う!
1stアルバムから沢山演奏。「待ちわびるサンセット」「真夜中のカウボーイ」が聴けるとは!
1stアルバムはボクがチャボさんと出会ったアルバム。思い入れが深い。この選曲は嬉しい。
中盤はニューアルバム「25」から。ブルースっぽい曲が多い。
「今、Yes We Can」が少しヒップホップ風味があって楽しい。唯個人的ヤマはこの後にあった。
チャボさん「久しぶりにやる」と言って始まったのが「がらがらヘビ」!!!!
チャボさんの咽び泣くようなギター、蘭丸の吼えてのたうち回るギターに撃たれる。
30代のある時期、チャボさんの暗い歌に救われた。それを想い出した。
更に「今夜R&Bを...」。チャボさんは歌の中で敬愛する、その殆どは亡くなった・・
アーティストの名前を呼ぶ。最後はキヨシロー、シーナについて笑顔で語る。ジンと来た。
チャボさんはライブの中で亡くなったアーティストを悼む。
LIVEを単に音楽を楽しむだけの場で無く、悼みと祈りの場とする。
LIVEの中に生と死が共存する。それが、仲井戸chabo麗市という男の姿勢なんだろう。
本編ラストは「ミュージック」!客席も一緒になって盛り上がる。オレも一緒に叫ぶ。
高らかに鳴る蘭丸のエレキ。チャボさんの笑顔。此処に来て良かった。

クライマックスだらけのこのLIVE。真のクライマックスはアンコールにあった。
まさか「ココナッツバター」が聴けるとは!これも一緒になって叫んだ。
そしてホントのラスト「ミステリー」!!!!
チャボさんは笑顔でメンバーを紹介。そして最後に此処に居ない鈴木裕文さんを紹介。
鈴木さん、ポール鈴木は初期の麗蘭のLIVEに参加したパーカッショニスト。
ボクは1回しか見た事無いけど、あのパワフルなプレイは記憶に焼き付いている。
残念なことに鈴木さんは数年前に・・・。チャボさんの紹介に涙腺は崩壊した(^_^;
素晴らしい忘れられないliveだった。

因みにこの日はチャボさん66歳のバースデイ。でもお祝いの行事は丸で無かった。
ライブ中、誕生日について触れることも無かった。それは、おそらくチャボさんの意志だろう。
会場で言えなかったので此処で言います。チャボさん、お誕生日おめでとうございます☆

帰宅するとニューアルバム「25」が届いてた。色んな心遣いに感謝。今ひたすら聴いてます。


アートにロックと、素晴らしい体験をした週末でした♪
↓我が家の傑作ヨモちゃん(゚゜)\バキ☆☆(゚゜)\バキ☆

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