僕と猫のブルーズ

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高野寛・コラボレーションライブ「Spectra Harmony」

2019年05月19日 | オトの記憶(CD、ライブ)
高野寛が昨年からデビュー30周年記念でツアーを行っている。
1月に日本橋三井ホールでライブがあったけど残念ながらチケットが取れず。
今回第2弾のLIVEが5/12に同じ三井ホールで開催。
しかもゲストが、おおはた雄一、坂本美雨、畠山美由紀、ハナレグミと超豪華。
今回は無事チケットもゲット。行ってきました。


開演は夕方4時開始。早い時間の開始は翌日仕事の会社員にはありがたい(^_^:
先ずは高野クンとバンド(Bass鈴木正人、Drums宮川剛)が登場。
以下セットリスト


1.虹の都へ、2.相変わらずさ、
3.新しい珈琲、4.穏やかな暮らし、5.アナザープロテウス、
6.ハーツ・マルティネスのcover(曲名失念)(Guestおおはた雄一とセッション)
7,終わりの季節(Guest坂本美雨、おおはた)、8.The Other Side Mirror(坂本+おおはた)、
9.美しい星(坂本+おおはた)、10.ベステンダンク(坂本+おおはた)
10.500マイル(PPMcover。最初はHISキヨシロー歌詞で +畠山、おおはた)、
11.Dog Year、Good Year(+畠山、おおはた)、12.わが美しい故郷、13.君の友達、
14.僕は君の友達(+ハナレグミ)、15.HIBIKI、16.Wild Horses(ストーンズcover)、
17.明日天気になあれ、18.さよならカラー(全員)、
アンコール
19.夢の中で会えるでしょう(全員)、20.On & On(高野弾語り)

ヒット曲「虹の都へ」から始まったのにはビックリ(^_^;
今回のライブはタイトルどおりゲストとのコラボがテーマ。
高野クンのオリジナルも演奏したが、寧ろゲスト曲やcoverが多かった。
唯、高野クンとゲストは長年の付き合いで昔話も弾み和気藹々とLIVEは進んだ。

先ず最初のゲストは、おおはた雄一。色んな処で名前は見るが実際にLIVE見るのは初めて。
「おだやかな暮らし」を聴けたのは嬉しかった。
メロウなギターを奏でる人と思いきや「アナザープロテウス」ではハードなギターを聴かせる。
おおはたクンは以降ずっとバンドメンバーで参加。
高野クンのLIVEでツィンギターというのは珍しい。いつものLIVEより音が豊かな印象。

2番目のゲスト坂本美雨。高野クンと初めて出会ったのは教授のツアー。子供の頃。
高野クン「姪っ子みたいなもん」と笑ってた。
美雨嬢の声、実に素晴らしい。SisterMの曲や細野さんcoverも良いが白眉は「美しい星」。
おおはたクンのguitarと美雨嬢の透明なコーラスが加わり、この歌の鮮烈さが際立つ。
ひたすら美しい。凄いモンを見た。
曲が終って出番が終了と美雨嬢が勘違いしたのも頷ける(^_^;

続いては畠山美由紀嬢。今回のライブに参加できることについてホントに嬉しそうだった。
先ずはPPMのcover「500マイル」を。
高野クン「さわりはHISヴァージョン、清志郎さんの付けた歌詞で!」と歌い出す。
キヨシローのユニットHISのアルバムに収録されたこの曲。
キヨシローが日本語歌詞を付けた。高野クンは「ソリトンB」や自分のLIVEでcoverしてる。
高野クンcoverをずっと聴きたかったけど過去参加したLIVEでは歌われず。やっと聴けた。
キヨシローの日本語詞はホントに最初だけで後はオリジナル英語詞で歌われたけど感無量。
畠山さんの名曲「わが美しき故郷」も聴けた。満足。

最後のゲスト永積タカシ・ハナレグミ!会場の温度が一気に上がる!
出逢ったのは2000年代初め。スーパーバタードッグのレコーディング。
2人は当時の想い出を楽しそうに話す。
ハナレグミがレコーディングに参加した曲ということで「hibiki」を一緒に演る。
これ、あまりLIVEで演奏しない曲なので聴けたのは嬉しかった。
唯「明日の空は」も聴きたかったな。
最後は他のゲストも参加して「さよならカラー」を。
高野クンはこの歌に3度係わった。Super Butter Dog、KYON2、そして映画版主題歌。
映画版主題歌では、この曲永積クンとキヨシローが一緒に歌っている。
高野クンはこの曲を歌うことに感慨深そうだった。
ボクは・・・この日、この歌を聴きながらキヨシローを想ってた。
キヨシローを想って涙が止まらなかった。
もし、キヨシローが現在(いま)もこっちに居たら、この場に参加していたかも。
このLIVEは高野クンの30周年記念LIVEだ。
オレのキヨシローへの想いを勝手に投影するのは高野クンにもバンドにもゲストにも、
そしてキヨシローにも失礼だろう。
それでも、この日HIS、さよならカラー・・キヨシローが係わった歌が聴けて嬉しかった。

アンコールは再び全員で。「夢の中で会えるでしょう」を一緒に。
歌う前に高野クンは「キングトーンズ内田正人さんに捧げます」と言った。
この曲は元々キングトーンズに提供したのを高野クンがセルフカバーした。
ラララララをステージとお客さんが一緒に歌う。ゲストもお客さんも楽しそう。
何より高野クン自身がホントに愉しそうだった。ステージも客席も明るく光ってた。

そして最後の最後は高野クン弾語りで。曲は「On & On」。
高野クンは曲に纏わるエピソードを紹介。
「お休み最後、明日から仕事で落ち込む。そんな時、元気になる様な歌を作りたかった」
「SMAPの『がんばりましょう』に影響を受けて書いた」
高野クンの口からまさかSMAPが出てくるとはビックリ!しかも曲作りで影響を受けてたとは!
この歌の「何気なく眺めていこう」の歌詞が大好き。
色々考えこんだり迷う事もあるけど、自分を突き放して眺めて行けば笑える。
ヘナヘナ顔で外へ行ける。
最後の最後に、この曲を聴けたのは良かった。しかもSMAPの話まで聴けて。


この日のライブ。歌われた曲の大半はゲストの歌だったりcover。
正直、高野クンのオリジナルをもっと沢山聴きたかった気もする。
でも30年の中で大勢のミュージシャンと係わり色んな歌と係わった。
ゲストの4人は高野クンと一緒に歌うのがホントに愉しそうだった。
そして他人の曲を高野クンは満面の笑顔で歌っていた。
長年多くのアーティストと繋がり多くのリスペクトを得てきた。それは高野クンの勲章だろう。
何よりツィンギター、女性コーラスが入る高野クンのLIVEなんて相当レア。良いモンが見れた。

高野クンは30年活動して色んな収穫を得た。
オレはサラリーマンを30年以上やってるが何を得たんだろう?
仕事で得た繋がりなんて皆無だしリスペクト・・無いな。寧ろ嫌われてるな(^_^;
イヤ、その「嫌われてる」ことこそオレが長年積み上げた勲章だ。
人に好かれる仕事をやってどうする?オレがすべきは他人に嫌がられること・嫌われる事だ。
それこそオレが生まれてきた価値だ。これからもどんどん嫌われるぞ(゚゜)\バキ☆

オレは嫁@パンダとヨモちゃんにだけ仲良くして貰えばそれで十分。
ヨモちゃん、これからも仲よくしような☆

(もう勘弁してくれニャ)
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