星野源、「Same Thing」と「私」を聴いて以来ハマってる(^_^;
幾つかの音源を買い、友人が薦めてくれたエッセイ集も全て揃えた。
エッセイもどの音源も素晴らしかったので、その感想を。
先ずエッセイ「そして生活はつづく」と「働く男」を読んだ。
「生活はつづく」はソロ活動を始める前後の日常生活についてのエッセイ。
「働く男」は自分の好きな映画評、発表した作品についてのコメントをまとめたもの。
どちらも楽しく読んだ。
日常生活のダメっぷりや自分の嫌な部分をカッコつけることなく書き散らす。
下ネタ、AV、風俗にいつ行ったかとかも隠さず書く。
このエッセイ書いてる時点で彼はそれなりの売れっ子だった筈。
その明け透けな書き様に正直・・引いた。相当、自虐的な人と思った。
一方で、ダメな部分を曝け出しても、チャンとオチをつける。
最後は笑わせるか、ほろりとさせる。
また、各文庫の後書きに「これはあくまでこの時点感じたことで現在は違う」
「もうダメな癖は直しました」とわざわざ書く。
相当、生真面目な人なんだな。そして・・それは嫌な感じは無く寧ろ好感を持った。
3冊目のエッセイ「よみがえる変態」も前半は前2冊と同じく楽しい内容。
唯、超売れっ子になり多忙になり愚痴っぽい内容も増えてきた。
ともかく働き過ぎ。ライブやってレコーディングやって芝居やってエッセイ書いて。
常に疲労困憊、寝不足。どの仕事も手抜きをせず全力で取り組む。
酒を呑まず人間付合いも苦手なので共演者と食事にも行かず
憂さ晴らしはひたすらエッセイに書く。
そりゃストレスも溜まって倒れて入院もするだろう。
くも膜下出血で入院する章の前のページは暗黒。真っ暗。
そこから始まった闘病記は・・・まさに地獄。凄まじかった。
最初の手術の後、頭の痛みが酷すぎて窓から飛び降りようとしたが、
TVから流れてきた自分の曲「フィルム」の歌詞
「声を上げて 飛び上がるほど嬉しい そんな日々が これから起こるはずだろ」
を聴いて死ぬのを断念したシーンは何度読んでも熱くなる。
再発して、2回目入院の時は「また暗い話書いても読者は面白くないだろう」
と敢えて明るく楽しい話ばかり書く。
しかもベッドで寝てる様子をPVに収めるって・・・
いや、キミ病人でしょ?ゆっくり休めよ。弱音吐けよ。泣き叫べよ。
この姿勢は、彼の歌そのままに通じてる。
彼の歌を書く姿勢は一貫している。
自分の暗い感情を歌にそのまま反映しても、聴き手は楽しくない。
根底にある感情は暗くても、作品は聴き手が楽しめる様に歌詞を変える。
大きい物語を紡ぐときも上から目線で書かない。
自分程度が何様だよと聴き手が受止め易い様に工夫する。
自分に酔わない。客観的な視点を忘れない。
ある意味、元春と共通する創作姿勢を持った人だ。
そしてオレは・・こういう自分に酔わないアーティストが凄く好きだ(笑)
(逆に言えば、自分の歌や世界に酔った人は・・苦手(^^;)
星野源の歌、色々聴いてる。「フィルム」と「アイデア」が現在、お気に入り。
「アイディア」の以下のフレーズが滅茶苦茶気に入ってる。
「生きてただ生きていて 踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を」なんて鋭いコトバを入れる。」
楽しく優しい歌で聴き手に寄り添うけど、必要以上にはベタベタはしない。
棘は入れるし、中指はチャンと立てるよ。
星野クンのそんな「礼儀正しいパンク」っぷりをこの一節からは感じた。
そして、それは凄くイカしていると思った。
星野源、イイな。人気あるのはチャンと理由がある。それだけの魅力がある。
コロナのせいで都内のCDショップは営業自粛中。音楽は全て配信で買ってる。
でも、コロナが終息してCDショップが再開したら・・・
最初に買うのは星野源のアルバムだ、そう決めている。
幾つかの音源を買い、友人が薦めてくれたエッセイ集も全て揃えた。
エッセイもどの音源も素晴らしかったので、その感想を。
先ずエッセイ「そして生活はつづく」と「働く男」を読んだ。
「生活はつづく」はソロ活動を始める前後の日常生活についてのエッセイ。
「働く男」は自分の好きな映画評、発表した作品についてのコメントをまとめたもの。
どちらも楽しく読んだ。
日常生活のダメっぷりや自分の嫌な部分をカッコつけることなく書き散らす。
下ネタ、AV、風俗にいつ行ったかとかも隠さず書く。
このエッセイ書いてる時点で彼はそれなりの売れっ子だった筈。
その明け透けな書き様に正直・・引いた。相当、自虐的な人と思った。
一方で、ダメな部分を曝け出しても、チャンとオチをつける。
最後は笑わせるか、ほろりとさせる。
また、各文庫の後書きに「これはあくまでこの時点感じたことで現在は違う」
「もうダメな癖は直しました」とわざわざ書く。
相当、生真面目な人なんだな。そして・・それは嫌な感じは無く寧ろ好感を持った。
3冊目のエッセイ「よみがえる変態」も前半は前2冊と同じく楽しい内容。
唯、超売れっ子になり多忙になり愚痴っぽい内容も増えてきた。
ともかく働き過ぎ。ライブやってレコーディングやって芝居やってエッセイ書いて。
常に疲労困憊、寝不足。どの仕事も手抜きをせず全力で取り組む。
酒を呑まず人間付合いも苦手なので共演者と食事にも行かず
憂さ晴らしはひたすらエッセイに書く。
そりゃストレスも溜まって倒れて入院もするだろう。
くも膜下出血で入院する章の前のページは暗黒。真っ暗。
そこから始まった闘病記は・・・まさに地獄。凄まじかった。
最初の手術の後、頭の痛みが酷すぎて窓から飛び降りようとしたが、
TVから流れてきた自分の曲「フィルム」の歌詞
「声を上げて 飛び上がるほど嬉しい そんな日々が これから起こるはずだろ」
を聴いて死ぬのを断念したシーンは何度読んでも熱くなる。
再発して、2回目入院の時は「また暗い話書いても読者は面白くないだろう」
と敢えて明るく楽しい話ばかり書く。
しかもベッドで寝てる様子をPVに収めるって・・・
いや、キミ病人でしょ?ゆっくり休めよ。弱音吐けよ。泣き叫べよ。
この姿勢は、彼の歌そのままに通じてる。
彼の歌を書く姿勢は一貫している。
自分の暗い感情を歌にそのまま反映しても、聴き手は楽しくない。
根底にある感情は暗くても、作品は聴き手が楽しめる様に歌詞を変える。
大きい物語を紡ぐときも上から目線で書かない。
自分程度が何様だよと聴き手が受止め易い様に工夫する。
自分に酔わない。客観的な視点を忘れない。
ある意味、元春と共通する創作姿勢を持った人だ。
そしてオレは・・こういう自分に酔わないアーティストが凄く好きだ(笑)
(逆に言えば、自分の歌や世界に酔った人は・・苦手(^^;)
星野源の歌、色々聴いてる。「フィルム」と「アイデア」が現在、お気に入り。
「アイディア」の以下のフレーズが滅茶苦茶気に入ってる。
「生きてただ生きていて 踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を」なんて鋭いコトバを入れる。」
楽しく優しい歌で聴き手に寄り添うけど、必要以上にはベタベタはしない。
棘は入れるし、中指はチャンと立てるよ。
星野クンのそんな「礼儀正しいパンク」っぷりをこの一節からは感じた。
そして、それは凄くイカしていると思った。
星野源、イイな。人気あるのはチャンと理由がある。それだけの魅力がある。
コロナのせいで都内のCDショップは営業自粛中。音楽は全て配信で買ってる。
でも、コロナが終息してCDショップが再開したら・・・
最初に買うのは星野源のアルバムだ、そう決めている。