僕と猫のブルーズ

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佐野元春ロッキンクリスマス2018@昭和女子大学人見記念講堂

2018年12月26日 | 佐野元春
25日クリスマスは元春ロッキンクリスマスの日。
今年は例年の恵比寿ガーデンホールから三軒茶屋昭和女子大に場所を変えて開催。
入場するとメッセージカードを貰えた。スタッフさんも皆さんクリスマス仕様の服。
会場内もサンタ帽を被ったお客さんが多い。

ライブ開始。セットリストは以下の通り。

(セットリスト)
1.白夜飛行、2.君が気高い孤独なら、3.バイ・ザ・シー、4.悟りの涙、5.新しい雨、
6.いつかの君、7.みんなの願いがかなう日まで、8.純恋(すみれ)、
9.世界は慈悲を待っている、10.君と往く道、11.詩人の恋、12.虹をつかむ人、
13.君の魂、大事な魂(Guestコーラス&ギター:KUMI)、
14.クリスマスタイム・イン・ブルー(with KUMI)、15.La Vita e Bella、16.優しい雨
(アンコール)
17.ストレンジデイズ、18.ヤングブラッズ、19.彼女はデリケート、
20.99ブルース、21.インディビジュアリスト



このクリスマスライブは毎回スペシャルな内容になる。
「太陽」「水上バスに乗って」と通常のツアーでしない曲が演奏されたり、
演奏曲リクエストがあったり写真撮影OKだったりお客さんをコーラスにあげたり。
通常ツアーのダイジェスト+クリスマスソングの構成でも別に構わないのに、
ファンを驚かせたり喜ばせる仕掛が用意されている。
このイベント自体が元春からファンに贈るプレゼントの様な気がする。

この日のライブもスペシャルな内容だった。
コヨーテライブ定番の「境界線」「紅い月」「私の太陽」「ポーラスタア」は演奏されず
「Zooey」の曲をアコースティックセットで演奏されたり
KUMI嬢を呼び入れて「君の魂、大事な魂」「クリスマスタイムインブルー」を共演。
しかも元春おめでたい話を発表して、フカヌーを冷かしたりするし(^_^;
バンドの演奏も最高だった。アッキーが跳ねる様に動き回りフカヌーはここぞという場面で前に出る。
「バイザシー」他で謎のパーカッショ二ストも登場するし(T▽T)(T▽T)
高桑クンの服は光るし(T▽T)、
アンコールはアッキーが赤の上下でブルースリー(笑)みたいだったし。
魔法の様にキモチいい歌と演奏、ところどころに挟まれるネタにクスクス笑う。
この空間に居て唯々心地よかった。

ただ、クリスマスライブだけど「心地いい!楽しい!」だけのライブじゃない。
「悟りの涙」(ボクは勝手に沖縄基地問題で傷つく人を描いてると感じてる)を歌ったり、
楽しかった「クリスマスタイムインブルー」の後に
「La Vita e Bella」「優しい闇」を激しく叩きつける。
「La Vita e Bella」を聴くと荒れ果てた東北の海岸を想い出す。
「優しい闇」を聴くと昨今の荒れた空気を想い胸が痛くなる。
それはオレの勝手な感じ方。元春は何も言わない。何も煽らない。ただ歌うだけ。
でも、クリスマスライブなのにシリアスなテーマの歌を叩きつける・・
唯のお気楽パーティにしない(勿論するのも全然OK)・・その真摯な姿勢に感銘を受けた。

アンコールはもっと凄いことに!「ストレンジデイズ」に「ヤングブラッズ」!
「カフェボヘミア」で元春ファンになったワシには滅茶苦茶嬉しい並び。
久し振りに「へへへーイ」を歌ったよ。
しかもコヨーテでは恐らく初演奏の「彼女はデリケート」も軽く決めちゃうし。
最後はなんと「99ブルース~インディビジュアリスト」で締める。
クリスマスライブをこんなアグレッシブな曲で終わるんだぁ・・スゲェ。
元春はクリスマス&ハッピーニューイヤーを言って最高の笑顔で去っていった。

クリスマスライブの定番「悲しきレイディオ」は今夜はなし。でもボクも嫁も大満足。
楽しかった・・・それだけでなく色々感じた。でもサイコーに楽しかった!
そう、元春のライブはどんなにシリアスな歌、ヘヴィーな歌を演っても最後は笑顔で終わる。
それはシリアスな歌もヘヴィーな歌も誰かに優しく寄り添う歌だから。
怒りや苛立ちの歌も全て自分のためじゃない。「誰かのため」。
だから聴いてて優しい気持ちになれる。
この日もそうだった。だから見終わった後、笑顔で帰れる。

今年最後に見るライブが元春のライブでホントによかった。
来年はホボキンのビルボードライブもあるみたい。久しぶりに行ってみるかな?
出来れば「自由の岸辺」を引っ提げて全国ホールツアーをしてほしいんだけど(^_^;


サイコーのライブだったが・・1つだけモヤモヤが残った。
謎のパーカショ二ストは結局紹介されず。キミは・・・一体誰だ?誰なんだ? 
まぁ、それも謎のままにしておいた方が良いのかも。ホボキンの「フルーターズ」みたいに。


さぁ、あと少しで今年も終わる。ヨモちゃん、新しい歳を笑って迎えようぜ☆

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