観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

出雲大社と大国主大神 いなばのしろうさぎ像 

2010-06-20 13:04:45 | 日記
先日、伺った出雲大社の敷地内にある、大国主大神といなばのしろうさぎ像です。 「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をおまつりする出雲大社(いづもおおやしろ)です。
 大国主大神は、「だいこくさま」と申して慕われている神さまです。だいこくさまは、「天の下造らしし大神」とも申しますように、私達の遠い遠い親達と喜びも悲しみも共にせられて、国土を開拓され、国づくり、村づくりに御苦心になり、農耕・漁業をすすめ、殖産の法をお教えになり、人々の生活の基礎を固めて下さいました。また、医薬の道をお始めになって、今もなお人々の病苦をお救いになる等、慈愛ある御心を寄せて下さったのです。だいこくさまは、救いの親神さまであると共に、すべてのものが「おのずから」の姿にあるように護って下さる親神です。




<お話>
 出雲の国にだいこくさまという神様がいらっしゃいました。 その神様はおおぜいの兄弟があり、その中でもいちばん心のやさしい神様でした。
 兄弟の神様たちは因幡の国に八上比売(やかみひめ)という美しい姫が いるという噂を聞き、みんなで会いに行こうと決められました。 だいこくさまは兄弟達の家来のように大きな袋を背負わされ、一番後か らついていくことになりました。
 兄弟たちが因幡の国の気多の岬を通りかかったとき、体の皮を剥かれて泣いている一匹のうさぎを見つけました。兄弟たちはそのうさぎに意地悪をして、海水を浴びて風にあたるとよいと嘘をつきました。
 そのうさぎはだまされていることも知らずに、言われるまま海に飛び込み、風当たりのよい丘の上で風に吹かれていました。そうしていると海水が乾いて傷がもっとひどくヒリヒリ痛みだしました。
 前よりも苦しくなって泣いているうさぎのところに、後からついてきただいこくさまが通りかかりました。
 だいこくさまはそのうさぎを見てどうして泣いているのかわけを聞きました。そのうさぎは言いました。
 わたしは隠岐の島に住んでいたのですが、一度この国に渡ってみたいと思って泳がないでわたる方法を考えていました。するとそこにワニ(サメ)がきたので、わたしは彼らを利用しようと考えました。
 わたしはワニに自分の仲間とどっちが多いかくらべっこしようと話をもちかけました。
 ワニたちは私の言うとおりに背中を並べはじめて、私は数を数えるふりをしながら、向こうの岸まで渡っていきました。しかし、もう少しというところで私はうまくだませたことが嬉しくなって、つい、だましたことをいってしまいワニを怒らせてしまいました。そのしかえしに私はワニに皮を剥がれてしまったのです。
 それから、私が痛くて泣いていると先ほどここを通られた神様たちが、私に海に浸かって風で乾かすとよいとおっしゃったのでそうしたら前よりもっと痛くなったのです。
 だいこくさまはそれを聞いてそのうさぎに言いました。かわいそうに、すぐに真水で体を洗い、それから蒲(かま)の花を摘んできて、その上に寝転ぶといい。そういわれたうさぎは今度は川に浸かり、集めた蒲の花のうえに、静かに寝転びました。そうするとうさぎのからだから毛が生えはじめ、すっかり元のしろうさぎに戻りました。
そのあと、だいこくさまは因幡の国について、八上比売にあうことができました。

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