■マツダRX500主要諸元
●全長×全幅×全高:4330×1720×1065mm ●ホイールベース:2450mm ●重量:850kg ●エンジン型式・種類・排気量:10A・ロータリー・491cc×2 ●最高出力:250ps/7000rpm ●最大トルク:23.5kgm/6000rpm ●トランスミッション:4速MT
かなり未来的なデザインを取り入れたこのRX500は、マツダ創立50周年を記念して作られた。
エンジンはレース用にチューニングされた、10Aロータリー(250馬力)をミッドシップに搭載。ミッションはマツダ初のFF車、ルーチェロータリークーペ(RX87)のミッションを流用。ブレーキは当時のレーシングカーでも珍しい4ポットキャリパー&4輪ベンチレーテッド・ディスク。
エクステリアデザインは、マツダの福田成徳氏が担当。鋼管スペースフレームによって組み上げられたシャシに、FRPとABS・PCアロイのボディで構成された。ガルウイングドア(正式には「バタフライウィングドア」)を装着したミッドシップの本格派。RX500の企画は、1968年から。コスモ・スポーツの後継モデルの試作モデルとして、開発がはじまったという。
RX500はコスモスポーツの後継モデルとして企画・開発されたが、試作車のこの一台で残念ながら市販されることはなかった。ボディカラーは当初、マツダのイメージカラーのグリーン、そしてイエロー、シルバーへと塗り直されている。
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