観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

輸送艦「おおすみ」型 3番艦 LST輸送艦くにさき

2010-08-13 20:39:52 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)
桟橋に係留されていた「くにさき」です。でかい!海上自衛隊の作戦用艦艇では最大クラスです。ステルス性に配慮したデザインを採用している艦です。中期防衛力整備計画に基づく平成11年度計画8,900トン型輸送艦4113号艦として、日立造船舞鶴工場で2000年9月7日に起工し、2001年12月13日に進水、2003年2月26日に就役の後に自衛艦隊第1輸送隊に配属されました。従来の輸送艦「ゆら」型などはいわば揚陸艦で、艦首を浜辺に乗り上げ(ビーチング)艦内から直接、車両などを揚陸する方式がとられていましたが、本艦は艦尾にエアクッション艇(LCAC)の搭載口(ウエル・ドック)があり、車両や貨物の陸揚げ時に、LCACに艦と陸地を往復させる方式をとっています。ウエル・ドックは長さが60メートル、幅は約15メートルありLCAC2艇を収容できます。エアクッション艇(LCAC)、現在の配備は LCAC-2105 LCAC-2106です。ウエル・ドック前方は車両搭載スペースになっており、陸自の90式戦車に対応した甲板強度となっています。右舷中央部に「アイランド」型の小さな艦橋構造物があり、全通甲板型で外観上は「ミニ空母」そのものですが、全通した上甲板部の前部は車両搭載スペース。後部はヘリ離発着甲板部分になっています。上甲板の広さは、3,600平方メートル。固有乗員以外に約1000名の乗艦が可能であり、陸自部隊の輸送、大規模な災害救援にも対応できるようになっています。
2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震の被災地援助の為、国際緊急援助隊派遣法に基づき護衛艦「くらま」、補給艦「ときわ」とともに派遣されました。援助物資のほか、CH-47JAヘリコプター3機、UH-60JAヘリコプター2機を輸送し、海上基地としても利用されました。
2010年5月23日、6月にカンボジアおよびベトナムにて行われるアメリカ太平洋軍主催の医療・文化活動「パシフィック・パートナーシップ2010」に参加するため呉から出航する。6月28日にカンボジアのシアヌークビルで活動を終了、7月1日にシンガポールで補給の後、7月15日に呉に帰港したばかりでの撮影です。


   


●Spec
●基準排水量:8900t/満載排水量14000t
●主要寸法:全長178.0m×幅25.8m×深さ17.0m×喫水6.0m
●エンジン:ディーゼル2基2軸 出力:26000PS
●速力:約22kt
●船型:平甲板型
●乗員:約135名
●主要装備:高性能20mm機関砲(CIWS)×2基
●エアクッション艇(LCAC)×2 搭載



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