
日原駅(にちはらえき)は、山あいの集落にありますが特急「スーパーおき」の停車駅です。所在地は島根県鹿足郡津和野町枕瀬。
西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線の駅です。近くに「日原天文台」があります。駅前は広く、整備されています。
日原天文台には口径75cm反射式望遠鏡が設置されています。1985年、国内初の公開型天文台として開設。「すばる」望遠鏡の技術が使われる、経緯義式架台にナスミス焦点を持つユニークな形となっています。
施設は天文台、森と星の科学館、天文資料館、ペンション(北斗星)、キャンプ場、テニスコートからなります。平成20年度に日本環境協会が主催した夏期全国星空継続観察の結果、24.4等で同天文台と福井県自然保護センターが本州では一番、全国でも二番目に光害が少ない夜空でした。
ちなみに全国での1位は沖縄県波照間島(24.5等)です。周辺の枕瀬山には、キャンプ場や森林公園(テレビ中継局も)があります
相対式ホーム2面2線を有し、交換設備を備えた地上駅。上りホーム側に駅舎があり、互いのホームは益田方の構内踏切で連絡しています。
駅舎はプラサ枕瀬簡易郵便局との合築です。日中のみ発券業務が行われる簡易委託駅であり、POS端末設置。駅の管理は山口地域鉄道部が行います。
ホームには「星のふる里にちはら」と書かれた、黄道十二星座をあしらった看板がありました。
日原駅プラットホーム
ホーム路線方向行先
1■山口線上り津和野・山口方面
2■山口線下り益田方面
ホーム上にはのりば番号標がないが、改札口では上記の番号で案内されている。なお、上下線とも両方向の入線・発車に対応。
1923年(大正12年)4月1日 - 山口線の津和野駅 - 石見益田駅(現・益田駅)間延伸により開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承。
かつては、日原駅から岩国駅まで、岩日線を延長する計画があった。
電報略号ニチ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-71人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日1923年(大正12年)4月1日
備考簡易委託駅
POS端末設置
岩日北線
旧岩日線のうち、錦町駅以北の区間については日本鉄道建設公団が岩日北線として1967年11月19日から建設が行われていましが、同駅以南の特定地方交通線指定に伴って建設が凍結されました。
建設中だった錦町 - 日原間のうち錦町から六日市までの区間は大半の路盤が完成していました。この路盤の有効活用策として、旧錦町により錦町駅から雙津峡温泉近くの周防深川付近までを「岩日北線記念公園」として整備、2002年からタイヤ付き遊覧車(愛称:とことこトレイン)が運行されています。錦町駅すぐ北の広瀬トンネル内は蛍光石とブラックライトを用いたイルミネーションが施され、「きらら夢トンネル」の名称がつけられています。
なお、この遊覧車の運行は、旧錦町(現・岩国市錦総合支所)から錦川鉄道への委託によるものですが、鉄道事業法に基づく鉄道事業ではなく園路内を走行する遊具として運行されている。運行期間は3月から11月の土日祝日と、春休み・夏休み中のみ(団体客向けには随時運行)。
周防深川駅 - 高根口駅間にある第三須川トンネルは、現在防災科学技術研究所の錦地震観測施設として活用されていましたが今は不明です。
六日市駅付近は六日市温泉「ゆらら」が建設されており、六日市トンネル(高根口 - 六日市間)から六日市温泉にかけては遊歩道として整備されています。
この山口線は宮野駅を境に、
そこから益田までの間の普通列車本数はガタっと減り、
それに比例して、
この間の仁保駅から本俣賀駅までの各駅では、
平均乗車人員が100人以上の駅は津和野と徳佐だけで、
乗車人員がヒトケタとか、10人程度の駅もザラだとか・・・
山口線の全区間を通した輸送密度は、
2000人割れしているそうです。
山口線~山陰線を直通する特急「スーパーおき号」は、
山口線内だけに限った乗車率は、
平日は思わしくないようです。
「スーパーおき号」は、山陰線では速く走る事が結構あるのに、
山口線では、あまりスピードを上げられないそうです。