AV-8B HarrierⅡ
マクドネル・ダグラス AV-8B ハリアー II (McDonnell Douglas AV-8B Harrier II) は、マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社が短距離離陸垂直着陸機のホーカー・シドレー ハリアーを基にスーパークリティカル翼や揚力強化装置を組み合わせて開発した攻撃機です。
すでにイギリス軍での運用は終了しましたが、軽空母や強襲揚陸艦、小規模な飛行場といった他機の活動が制約される環境下で近接航空支援と戦場航空阻止をこなすことが出来る唯一の攻撃機として現在もアメリカを始め、数ヶ国で運用されています。
ハリアーの発展型であり、基本的な機体形状は同等である。高翼配置の主翼を持ち、機体各所に姿勢制御用のエアノズルを持つ。ロールス・ロイス ペガサスエンジンを装備し、胴体脇に計4ヶ所の排気口を持つ。前部2ヶ所の排気口は形状が変更され、ダクト形状となっている。コックピットも高い位置に移動しキャノピーが大型化されています。
主翼はカーボン製のスーパークリティカル翼となり、翼面積も14%拡大した。主翼のハードポイントも2ヶ所増設され、翼端にあった補助車輪が内側に移動しています。
胴体下のガンポッドにストレーキが設けられ、VTOL時の揚力向上に寄与しています。また、胴体下部左右の機関砲ポッドを使わない時は取り外し、ホバリング時の反射風を効率良く受ける為の胴体揚力増強装置に取り替えることができます。
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