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79式 対空レーダ装置 JTPS-P9:陸上自衛隊

2012-12-23 08:27:09 | 自衛隊/車両/その他

79式 対空レーダ装置 JTPS-P9

高射特科部隊が装備する対空レーダーで、低高度で飛行する航空機を全周にわたって連続監視し、その目標情報を迅速・継続的に伝送するシステムの中枢装置として、79式情報受信機と組み合わせて使用します。11/2tトラック(73式中型トラック)にシェルタを車載し、使用時には空中線を展張する。現在は後継となる低空レーダ装置JTPS-P18に更新が進んでいます。

本体とアンテナは73式中型トラックに搭載されており、また電源車(115V・60Hz・10kVA)を牽引します。低高度から中高度の目標に対する主たる監視手段として用いられ、79式情報受信機と組み合わされて野戦防空システムのセンサー・サブシステムを構成する。表示器はPPIスコープ(平面位置表示機:Plan Position Indicator scope)を使用。
主に師団・旅団隷下の高射特科大隊に配備されていたが、現在、新型の低空レーダ装置 JTPS-P18への更新が進められています。P-18は、Xバンドを使用することでシステム全体を小型化しており、高機動車 1台で完結する機動性に優れたシステムとなっている。
なお、P-9は低高度から中高度に対するセンサーであり、また後継のP-18はさらに低高度向けの性格が強くなっていることから、師団・旅団においては、より大型で強力な対空レーダ装置 JTPS-P14と組み合わされて配備されています。


アンテナ :パラボラアンテナ
周波数範囲:Lバンド
表示方式 :PPIスコープ
電源:115V、60Hz、10kVA
構成:中型トラックシェルターに搭載、電源車を牽引
重量:1.7t
製作:三菱電機
就役年: 1979年


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