観光列車から! 日々利用の乗り物まで

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T-5 海上自衛隊-練習機

2013-02-06 07:36:33 | 自衛隊/車両/その他

T-5は、富士重工業が製造した海上自衛隊が運用する練習機。KM-2の後継機として採用され、対潜哨戒機などのパイロットを養成するための初等訓練で使用さています。

KM-2の老朽化と、レシプロエンジンによる陳腐化により、後継機が求められました。富士重工はこれに応えるべく、ターボプロップエンジンを搭載し、主翼や尾翼の形状を大幅に変更したKM-2D(JA8222)を独自に製作、1984年(昭和59)6月28日に初飛行し、次期練習機の為のデータ収集に当りました。防衛庁はKM-2Dの採用を決定し、同時にモックアップ審査が行われ、コックピットを4座席キャノピー型に変更、居住性向上や装備の近代化が図られました。KM-2改と仮称された機体は1985年(昭和60)より調達が開始され、初号機は1987年(昭和62)4月27日に初飛行、同年8月に海上自衛隊へ納入し、T-5として制式採用されました。1989年(平成元)から1999年(平成11)まで36機を納入、第201教育航空隊(小月航空基地)に配備されました。海上自衛隊のアクロバットチーム「ブランエール」もこの機体を運用しています。老朽化により減数に転じたため、2006年(平成18)から不足分が再調達され、2008年(平成20)3月27日に1機(37号機)が納入されました。平成19年度・20年度予算では共に4機が認められ20・21年度に各々引き渡され平成21年度予算では5機・22年度予算では4機が認められ21・22年度に各々引き渡されました。平成23年度予算では5機・24年度予算では4機が認められました。なお、訓練課程の変更と予算削減を受けた防衛大綱によって、将来は30機まで減数する事となっています。2011年12月現在で合計50機が納入されています。

エンジン・プロペラを機首に搭載し、主翼は直線翼であり低翼配置、座席は並列配置である。ただし、補助席により4座とすることもできます。航空自衛隊の戦闘機パイロット養成と異なり、海上自衛隊ではP-3等大型機のパイロット養成が主な目的であるため、座席の配置が大型機と同様の並列配置となっています。また、ジェット機との使用燃料の統一の点から、レシプロエンジンではなく、ターボプロップエンジンを採用しています。この結果、騒音の低減にもつながっています。主翼形状の変更や尾翼の後退翼化など、改修箇所は多岐に渡り、コックピットは視界を重視した大型バブルキャノピーを採用、T-3までのイメージが一新されています。製造再開された機体は、計器や航法機器など搭載装備品が近代化されています。

乗員 - 1名~4名
全長 - 8.44m
全幅 - 10.04m
全高 - 2.96m
最大離陸重量 - 1,805Kg
エンジン - ロールス・ロイス・アリソン 250-B17D ターボプロップエンジン 1基
出力 - 350軸馬力(shp)に制限(本来は420shp)
最大速度 - 357km/h (193kt)
航続距離 - 945km
実用上昇限度 - 7,620m

 

 


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