名和駅は、明治時代の開駅という歴史を誇る駅ですが、隣駅御来屋とはわずか1.1kmしか離れていません。線路と国道を挟んで、山側に新しい、海側に古い住宅地がそれぞれ広がります。鳥取県西伯郡大山町御来屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。国道9号線を見下ろすような位置に駅があります。
普通列車のみ停車する駅。以前は米子駅から松崎駅まで各駅に停車する上り最終の快速列車1本が停車していたが、2010年(平成22年)3月改正で運転区間が短縮されて倉吉駅止まりの普通列車となったため、現在は名和駅に快速として停車する列車はありません。
米子方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ木造駅舎の地上駅(停留所)です。居酒屋が入居している駅舎がホームに接した形で設けられている(極稀に営業している模様)。ホームに居酒屋が乗っかっているような形で駅入口も隠れた位置にあります。棒線駅のため、ホームは米子方面行きと鳥取方面行きの共用となっています。
米子駅管理の無人駅ですが、駅舎内には簡易型自動券売機を設置しています。待合室は正面から想像されるよりずっと広く、造りつけの長椅子が設置されています。ホームからは日本海を眺めることもできます。
ホーム上の崖には「ポットホール」と思しき穴がいくつも見られます。後醍醐天皇船着場跡もあり、かつてはこの辺りが海岸線だったと思われます。駅にあると言うのは非常に珍しいのではないでしょうか。
1909年(明治42年)
3月11日 - 官設鉄道の御来屋駅 - 淀江駅間に、名和仮乗降場が開業。
10月12日 - 線路名称制定。山陰本線の所属となる。
1912年(明治45年)1月31日 - 駅に格上げし、名和仮停車場が開業。季節営業の臨時駅で、旅客営業のみを行っていた。
1955年(昭和30年)2月10日 - 通年営業の駅に格上げ、名和駅が開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
電報略号 ナワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1909年(明治42年)3月11日*
備考 無人駅(自動券売機 有)
* 仮乗降場として。1955年(昭和30年)2月10日に通年営業の駅へ格上。
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