
1992年3月20日に呉ポートピアランドが開園するのに伴い、同園利用者の便宜を図るために開園前日に開設された呉ポートピア駅は、広島県呉市天応伝十原町にあります。西日本旅客鉄道(JR西日本)呉線の駅。
開園当初は、臨時快速「呉ポートピアランド号」が、山陽本線の徳山駅や福山駅との間で1往復運転されていました。
1998年、呉ポートピアランドが入場者の減少による閉園が決定した際には同駅の廃止も取り沙汰されたが、駅周辺住民による利用も多いことから、閉園後も駅名はそのままで存続しました。また、同園が閉園した後もみどりの窓口の営業は続けられたが後に営業終了となり、現在駅業務はジェイアール西日本広島メンテックに業務委託され、マルス端末もPOS端末に置き換えられました。ただし、平日の午前と夕方のみの営業で、土休日は無人となっています。なお、管理は呉駅が行っています。
ICOCA利用可能駅。
阪急電鉄株式会社や呉市が出資し、第三セクターとして1992年3月20日に開園しました。イメージキャラクターはイルメリ君でした。
いわゆる絶叫マシン等の遊具が多く、若者には「呉ポー」と呼ばれ当初はそれなりの支持を受けていました。しかし子供向けの遊具が少なく家族連れが行きにくい等、当初から指摘されていたにも関わらず改善がなかなか進まず、リピーターの獲得に失敗し顧客離れを引き起こしたとされる。開園当初は年間90万人程度の来場者があったが、その後年間30万人程度まで落ち込み1998年8月31日に休園、特別清算し負債額は114億円で中国地方最悪の第三セクター破綻と言われています。
現在は呉ポートピアパークとして市民に開放されています。また、開園と同時に呉線「呉ポートピア駅」も開設されましたが、閉園後も呉ポートピア駅は廃止・改名とはならず、そのままの名称で引き続き利用されています。
2000年、呉ポートピアランドの跡地に呉ポートピアパーク(入場無料の市民公園)がオープンしました。
2000(平成12)年7月20日(海の日)に開園しました、約6.8haの市民公園「呉ポートピアパーク」のテーマは「自由空間 遊びとにぎわいの創造 わたし流の公園遊び」。
太陽と風と緑を感じることのできる公園で、入園者それぞれが、「自分の楽しみを活かし」、「自分で遊び」、「自分がする」といった、思い思い(わたし流)の楽しみ方や、若者も子どももお年寄りも、世代を超えて憩い・遊び・交流できる公園です。
水遊びができる池やトライアル広場、絵本やマンガが自由に読める子ども館など、多彩な施設が盛りだくさんです。また、休日には様々なイベントも繰り広げられます。
かなり立派な橋上駅舎。駅は単式1面1線のホームを持つ地上駅(停留所)で橋上駅舎を有します。棒線駅のため、呉方面行きと広島方面行きの双方が同一ホームに発着します。自動改札機は開閉式ではない簡易式のものが設置されています。
車椅子用の通路も用意されています。
改札外コンコース。窓口は「呉ポートピア」が営業している頃はみどりの窓口でした。
1992年(平成4年)
3月19日 - 呉線の天応 - 小屋浦間に新設開業。
11月 - みどりの窓口営業開始。
1999年(平成11年)頃 - みどりの窓口営業終了。
2007年(平成19年)
6月27日 - ICOCA対応簡易型自動改札機を設置。
9月1日 - ICOCA導入。
電報略号クア
駅構造地上駅(橋上駅)
ホーム1面1線
乗車人員
-統計年度-523人/日(降車客含まず)
-2008年-
開業年月日1992年(平成4年)3月19日
備考業務委託駅
POS端末設置
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