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管理人のヨッシーです。
ある日のこと...。
解散した(正確には2018年3月末日解散)
ツーリング倶楽部『MOTO COMRADE』の仲間が
Real yoshy'sGarageに遊びに来た際に
インスタ(Instagram)の画像を見せてこう言った。
ヨッシーは『この場所を知ってるか?』
見せられたスマホの画面には
信じられない様な景色が映し出され
ヨッシーの気持ちを一瞬にして魅了した。
人生は一瞬の煌めきの様なもの...
『来年なんてものは、もうやって来ないかも知れぬもの』
行くしか...ナイ♪
目的地は
インスタで紹介される様な場所...。
カメラを持った『猛者達(カメラ愛好家)』で
ごった返している危険性があるので、
屈強な精神力を持ち合わせつつも
早朝朝駆け出来そうな仲間に招集を掛けた。
実はこの日が事実上の
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2改の
復活後『初お披露目』。
ZRXでのツーリングは半年振り...。
(厄払いはツーリングではありません)
少しでもMachineに慣れることも考慮し
高速道路あり、山坂道あり、ダム湖周辺ありの行程を組み、
3月18日(日)am5:00-
豊明市某コンビニエンスストアを出発♪
伊勢湾岸自動車道「豊明IC」より
豊田JCTで新東名高速道路に入り、
走行車輌が減ってきたことを確認し、
半年という修理期間ですっかり鈍ってしまった
自らの感覚に「ムチ」を入れる為に
ジワジワと愛車を加速させた...
am5:30-外気温2℃。
道の駅「もっくる新城」で休憩。
この時間では商業施設は閉まっているので、
御手洗い休憩だけを済ませ撮影ポイントへと急いだ。
道の駅より国道151号(別所街道)を
約5kmほど北上すると...、
古びた小さなトンネルが口を開けている。
トンネルと言うより隧道と表現した方が
しっくりとくる佇まいだ。
トンネル内部を集中し観察すると...
朧気(おぼろげ)ながら人の気配が感じ取れる。
最徐行で薄暗いトンネルにMachineを滑り込ませると、
ズド・ドドォ...
と心地の良い重低音♪がトンネル内部に響き渡った...。
本来ならばこの重低音に酔いしれるところなのだが、
一見すると何の変哲もない
古い隧道を奥に奥にと進むにつれ...
Machineの奏でるサウンドから
『そのさきに見える』風景に心奪われ、
胸が高鳴なり鼓動が早くなってゆくのを
はっきりと感じた...。
狭く薄暗い
【トンネルを抜けるとそこには...】
あの日、
ヨッシーの気持ちを魅了した風景が、
少しもモラレ(誇張され)ることもなく広がっていた。
美しく弧を描くトンネルの出入口が
「額装」の役割を成し、
満開の河津桜を絵画のように映し出していた...。
あまりの美しさに心奪われ
時間(とき)を忘れてしまいそうになる気持ちを抑え、
早速、撮影開始となりました♪
ここでモタモタしていては、
人(撮影者)の少ないであろう時間帯を狙い
朝駆けしたことが水泡と帰すというものだ。
数枚シャッターを切ったところで、
この風景と愛車(オートバイ)を
具合の良いアングルで撮影するには、
距離のあるレンズで反対側の出入口から
撮影した方が良いのではと気付くも...。
人の往来も多い休日に、
オートバイをその場(トンネルの反対側)に置き去りにして
撮影をすることは余りに現実的ではなので諦めることにした...。
ヨッシーのお気に入りの一枚♪
『薄桜色の風景/旧田口線-芳ヶ入トンネル-』
河津桜が彩りを取り戻す日の出頃、
お陽様の陽射しが花弁(河津桜)に反射し
トンネル内を『薄桜色』に染めてゆく...。
『河津の桜並木/愛知県新城市長篠』
「長篠 河津桜並木」は、
1991年旧田口線(昭和43年廃止)の線路道路に
地区住民と静岡県河津町の商工会青年部が
100本の河津桜を植樹したのがはじまり。
現在は立派な並木に成長し、
"桜のトンネル"が楽しめるほどになりました。
正福寺のすぐそばにある"河津の桜並木"の立札を左へ進むと、
旧田口線の「芳ヶ入(よしがいり)トンネル」があります。
このトンネルの中から見られる"河津桜並木"は
見る者の心を捉えて離さない。
※新城市観光協会HP
撮影に訪れる写真愛好家の皆さんが
増えはじめたので、
河津の桜並木を後にします。
主たる目的は達しましたが...、
ここで終わらないのが
ヨッシーの企画するツーリング(笑)
時間もまだ早いので、
国道沿いのコンビニエンスストアで
MorningCoffeeをしながら『バイク談議』をした後、
国道151号線(別所街道)を更に北上...。
am8:30-
愛知県北設楽郡東栄町にある
『とうえい温泉』に到着♪
ここは、
天然療養泉『花まつりの湯』、
"新感覚"湯治場『とうえい健康の館』
東栄町『ふれあい交流館(食堂)』からなる複合施設。
なにも温泉施設で朝風呂に浸かり
「のんびり寛ごう」というわけではありません(笑)
天然療養泉『花まつりの湯』と
東栄町『ふれあい交流館』の間を抜けたさきに
この場所に立寄った目的があるのです...♪
案内板に従い施設の間を抜け
『大千瀬川』の畔(ほとり)にでると、
整備された遊歩道が川の下流に向かい延びています。
この遊歩道を奥へと進んだ木製の展望台からは
「奥三河の絶景」を望むことができるのです♪
『"奥三河のナイアガラ"蔦(つた)の淵』
大千瀬川にかかる、
幅約70m、落差約10mの大滝...
それが"奥三河のナイアガラ"蔦の淵です。
とうえい温泉の裏手にある展望台からは、
その姿を間近に見ることができます。
『差別浸食によってできた滝』
ここ「蔦の淵」の滝頭は柱状節理を示す
堅い珪化安山岩(化成岩)であり、
滝壺は軟らかい黒色泥岩である。
軟らかい泥岩は堅い珪化安山岩より速く
風化・浸食されて削りとられるため滝壺となった。
この様に地形に差別のできる浸食を『差別浸食』という。
『蔦の淵の龍神伝説』
ここ「蔦の渕」は、
雄大な滝と深淵の神秘さから
古来より竜神が住むと信じられ、
「椀貸し伝説」や「雨乞いの霊場」として
人々に厚く信奉されてきました。
蔦の淵の底は竜宮まで繋がっているとの
言い伝えもあるのです。
※キラッと奥三河観光ナビ
昼食まではまだ少し時間があるので、
仲間と『カメラ談議』となりました♪
ツーリングの写真は愛車と旅をした証。
旅の最中に出会う「一期一会の風景」は
大切に残しておきたいという思いに駆られ、
それなりの機材が自然に欲しくなるというもの。
しかし、
我々の様な一般ライダーは、
写真を撮影することを生業としてる
わけではありませんので、
積載量が限られているオートバイにおいて、
撮影機材を入れるスペースが
限られてしまうというのが現実的な問題。
この辺りの「ジレンマ」は仲間も同じ様に感じている様で、
仲間の手持ちのカメラには興味津々...。
『Canon』『SONY』『OLYMPUS』
機材も三者三様♪人それぞれ...。
荷物の積載量、振動や湿気・埃...等々
の機材選びもまた撮影者各々に個性があり、
とても良い情報交換の場となりました。
突然ですが(笑)
温泉施設でこんな鬼を見付けました...。
とても興味深い「鬼」ですのでご紹介しておきます。
『榊鬼(さかきおに)』
この温泉施設の名前でもある「花まつり」...
どの様な意味があるのだろう?と
施設脇に立っている『榊鬼』を撮影しながら考えていました。
帰宅して調べてみるとこの榊鬼は、
毎年11月から3月にかけ東栄町の各地区で開催される「花祭」に
登場する鬼なのです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている「花祭」は、
悪霊を払い除け、神人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る目的で
鎌倉時代から代々親から子、子から孫へと大切に伝承されてきた神事です。
この神事...
およそ40種類にもおよぶ舞が夜を徹して行われ、
この神事に参加する全員が
舞手と一体となって「て~ほへ、てほへ」の掛け声とともに
盛り上がるのです。
花祭の象徴である「榊鬼」は、
その所作の中で「反閇(へんばい)」という
大地を足で踏みつける所作を繰り返します。
これは修験道に取り入れられている陰陽道の呪法のひとつで、
大地の精霊を呼び起こす法力があるとされています。
※反閇:陰陽道や密教の呪術を実践するときおこなう歩行法。
次回この地を訪れる際には、
『榊鬼』についての知識を
深められたらと思うのでした。
※"神に捧げる 神と舞う"奥三河の『花祭』
am10:45-
良い頃合いとなり昼食会場へ移動。
国道473号線から県道74号線に入り、
クネクネした山坂道を登ってゆくと...。
茶園『おもてや園』さんが営む
『"そば処"茶禅一』さんに辿り着く。
『おもてや園』
-標高700m、朝霧の立ち込める別天地-
冬は雪に覆われ、雲海に包まれて育ちます。
標高700メートル山間から沸きたつ朝霧に包まれた隠れ里に
「おもてや園」の茶畑がひっそりとあります。
雪に覆われるため病害虫の発生が少なく、
また農薬に汚染されていない健全で
熟成された新芽が春の訪れを待っています。
-御神領御園-
茶畑産地御園は、
その昔伊勢皇太神宮(内宮)の神領であったことにその名があります。
谷あいから湧き立つ霧の海に浮かぶ峰また峰と、
数百年を経た杉の美林がそこにあり、
諏訪湖が源をなす天竜川にそそぐせせらぎが、
太古から変わらぬ調べを奏でています。
奥三河茶は、こんな里に生まれました。
"そば処"茶禅一さんの
開店時間まで少し時間がありましたので、
向かい合う「ショップ」で
茶禅一さんが紹介された雑誌やチラシを見ながら
おもてや園さんが栽培した
「ほうじ茶」を試飲させていただきました♪
『"そば処"茶禅一』
茶禅一とは、
すべてがひとつ『ありのまま』の意味。
蕎麦の栽培から製麺まで自家製に拘る"そば処"茶禅一。
元々は向かいに建つ茶園(おもてや園)の営む蕎麦処故に
提供される蕎麦は「田舎そば」「十割そば」だけにとどまらず
おもてや園の茶(農林大臣賞連続受賞)を使った
「茶そば」も楽しむことができます。
am11:00-茶禅一さん開店♪
ヨッシーはこのお店のお蕎麦を
以前から食べたいと思い願いながらも...
度々機会を逸していたので期待感が高まります。
注文を入れ暫く待つと...
雲上蕎麦(石臼自家製粉)と茶蕎麦、
茶飯(とろろ飯)、蕎麦豆腐、雲上団子がセットになった
「雲上そば定食」が運ばれてきました♪
蕎麦の味は言うに及ばず。
つけ汁も甘過ぎず嫌みの無いスッとしたもので、
最後に運ばれてくる
ドロッとした濃厚な「そば湯」がこれまた秀逸。
とにかく箸を置くその瞬間まで、
贅沢な時間を味わえます♪
久し振りに良いお蕎麦に出逢えました。
食事の最後に茶園(自家製茶葉)のお茶で
「ホッ」とできるのも良いですね♪
※おもてや園HP
"そば処"茶禅一さんで
最高のお蕎麦をいただいた後は...。
走りも満喫しないとイケません♪
県道74号線から国道473号線に入り、
大千瀬川沿いから錦橋を左折し、
天竜川沿いの県道1号線を北上すると...。
『佐久間ダム』
佐久間ダム(さくまダム)は、
静岡県浜松市天竜区佐久間町と愛知県北設楽郡豊根村にまたがる
一級河川・天竜川本流中流部に建設されたダムである。
電源開発 (J-POWER) が管理する
高さ155.5メートルの重力式コンクリートダム。
日本第9位の高さと第8位の総貯水容量を有する日本屈指の巨大ダムであり、
戦後日本の土木技術史の原点となった日本のダムの歴史に刻まれる事業である。
佐久間発電所と新豊根発電所により
最大147万5000キロワットを発電する水力発電を主目的とし、
副次的に豊川用水の水源にもなっているほか、
2004年(平成16年)より洪水調節目的を付加して
多目的ダムとするダム再開発事業が国土交通省によって進められている。
ダムによって形成された人造湖は佐久間湖と命名され、
ダム湖百選に選定されたほか
天竜奥三河国定公園に指定されており、
地域の主要な観光地になっている。
佐久間ダムまで来たので、
電源開発株式会社 (J-POWER) が管理する
『佐久間電力館』を見学することにしました♪
駐車場から建屋までの間に、
巨大な「水車ランナ」が置かれていました。
この水車ランナ(フランシス型)は、
直径約3.8m、重さ32tあります。
製造された昭和30年当時は
国内最大出力9万6千KWを誇りました。
平成5年までの35年間使用されていましたが、
摩耗が著しく修理困難となった為に
電力館前に展示してあります。
(大きさの比較として仲間を入れて撮影)
『佐久間電力館』
佐久間電力館は、
会社創立25周年記念事業の一環として、
電源開発(J-POWER)の事業を広く
一般の方々に紹介することを目的として、
1977年9月に開館しました。
館内は、
「J-POWERコーナー」「水のエネルギーコーナー」
「電気のエネルギーコーナー」「佐久間ダムコーナー」
「多目的コーナー」の5つのコーナーに分かれており、
楽しみながら「電源開発(J-POWER)」の事業を学ぶ事ができます。
館内を巡り、
建屋の屋上にあがると...。
佐久間ダムとダム湖が一望できます♪
この場所は
『こだま』が返ってくるスポットでもあるらしく、
立て看板に書いてある通りに山に向かって
『ヤッホー♪』と叫ぶと...。
綺麗に「こだま」が返ってきました♪
※こだま:山々に声が反射して返ってくる現象。
※電源開発(J-POWER)
あまり走り易い道ではありませんでしたが、
ダムを満喫して帰路につきます。
帰路は県道1号線より
国道151号線(別所街道)に入り、
道の駅「もっくる新城」に向かいます♪
沿道に美しく「桜」が咲いていましたので、
Machineを並べて撮影してみました♪
pm3:40-
道の駅「もっくる新城」で休憩を入れ、
新東名高速道路「新城IC」より高速道路にのり、
伊勢湾岸自動車道「刈谷PA」で解散となりました。
ヨッシーは、
CarburetorSettingに
濃い症状が感じ取られましたので、
「しゃぼん玉本店」さんへ
再調整しに立寄り帰宅となりました。
まぁ、
たった1/4回転なのですけど...
これが意外に違うのよ(笑)
※しゃぼん玉HP
愛車Kawasaki/ZRX1100-C2改の
ShakeDownとしては、
走る目的も内容も程好いツーリングが出来ました♪
まだまだ土砂崩れに見舞われる前の様に
Machineを扱うことは出来ませんが、
無理をすると「ろくなこと」がありませんから(汗)
今は余計なことを考えずに
Machineを走らせることを楽しみながら
自分を慣してゆけば良い段階と考えています。
どちらにせよこのMachineとは、
長いお付き合いが続いてゆくのでしょうから、
徐々に徐々にで良いナ...
と自分を納得させています(笑)
では
Thanks for coming!
Web yoshy'sGarageは
ライダーの皆さんの
お越しをお待ちしております♪